2005ワークスチューニンググループ合同試乗会(STI篇)【試乗記】
2005ワークスチューニンググループ合同試乗会(STI篇) 2005.06.14 試乗記 レガシィ3.0R spec.B Tuned by STI(4WD/6MT) 自動車メーカー直系のチューニングメーカー5社による「ワークスチューニングカー合同試乗会」に、『webCG』コンドーと本諏訪が参加した。スバル系のSTIは、チューニングパーツを装着した「レガシィツーリングワゴン」を登場させた。困んのもわかる……レガシィ3.0R spec.B Tuned by STI(6MT)
本諏訪(以下「も」):最後はSTIです。人気の高い「レガシィツーリングワゴン 3.0R spec.B」をベースとしています。
コンドー(以下「コ」):STIいうたら「Sナンチャラ」いうコンプリートカーのイメージが強いけど、これは違うねんな。
も:そうですね。パーツ装着車です。レガシィは中古車でも人気ですし、長く乗っている人も多いですから、アフターマーケットを大事にするのは良いことでしょう。
コ:中でもツーリングワゴン、それも3リッターNAの6MTを選んだんは、「走り屋オヤジ」対象や。「ザ・スバリスト」っちゅうヤツや。
も:ベース車も同じようなターゲットでしょうから、そこからどう味付けされたかがチェックポイントです。“ワゴンでも安定して気持ちよく曲がる”のを目指したということですが。
コ:まあ行ってみよか。
コ:おお。さすがにヨンクはコーナーでも安定してんなぁ。ロール量もスゴイ減ってるやん。
も:スプリングの変更が効いているんでしょう。交換されたブレーキキットもコントロールしやすいですね。タッチとレスポンス、両方いい感じです。
コ:レカロのシート、エエなぁ。包まれ感が気持ちええわ。シートは座り心地だけやのうて、足まわりを含めたトータルの乗り心地にも関係するねん。
も:アフターマーケットでレカロが一番売れているのは、レガシィ用らしいです。次がインプレッサとか。
コ:ふーん。そういうとこまでスバルオーナーはこだわるんやなぁ。スバリスト恐るべし、や。
コ:いやいや、エエクルマやったわ。
も:確かに。とはいいつつ、特筆すべき点を挙げるのがまた難しいです。
コ:いや、それがエエトコなんやろ。全体を引き上げるんは、スゴイことやと思うで。
も:レガシィはもともとがハイクオリティなクルマで、STIのエンジニアも困ったって言ってましたね。純正が良すぎて、パーツの開発が大変だったらしいです。
コ:せやから、量産車には採用できへん高コストのモノや、技術者こだわりのパーツをアレコレ付けたと……。
も:メーカーだと今すぐにはできないなというものにも、手作りのような対応ができるとも言ってました。
コ:まあお金をかけただけ、良いものができたっちゅうことやな。失ったところは特に無しか。
も:まああえて言えば、車高が下がっているのでラフロードには向かない、といったところでしょう。
コ:そらまた細かいとこを突いてくんなぁ。
も:ともかく、とんがったものがチューニングカーであるという認識は、ちょっとあらためなければいけないですね。エンジニアが情熱とこだわりを持って、細部まで丁寧に仕上げると、こんなに大人っぽいチューニングカーもできあがるんです。
コ:……。全部言うな!
(文=webCG近藤俊&本諏訪裕幸/写真=荒川正幸/2005年6月)

近藤 俊

本諏訪 裕幸
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