ルマン24時間、チームゴウが悲願の初優勝!
2004.06.13 自動車ニュースルマン24時間、チームゴウが悲願の初優勝!
第72回ルマン24時間レースが、2004年6月13日にゴールを迎えた。24時間の激闘の末、勝利をつかんだのは、アウディスポーツ・ジャパン・チームゴウのNo.5アウディR8(荒聖治/トム・クリステンセン/リナルド・カペッロ組)。チームゴウにとっては8度目の挑戦で得た初の栄冠、クリステンセンにとっては前人未到の5連覇、ジャッキー・イクスの最多勝記録である6勝に並ぶ快挙となった。また荒は、1995年の関谷正徳に次ぐ、日本人ルマンウィナーとなった。
2位はNo.88のアウディ(ジェイミー・デイヴィス/ジョニー・ハーバート/ガイ・スミス組)、3位にはNo.2のアウディ(JJ.レート/マルコ・ベルナー/エマヌエーレ・ピッロ組)と、下馬評通りアウディが上位を席巻した。
16時間を過ぎた時点までトップを走り続けたNo.88アウディのリアサスペンションにトラブルが発生。その間、序盤のパンクで出遅れていたチームゴウのR8が首位に浮上した。
その後No.88が猛追し、終盤は元F1ドライバーのハーバートと荒との間で、同一周回での激闘が繰り広げられた。4秒速いタイムで追い上げるハーバートだったが、荒がドライブするR8には結局届かず、チームゴウが悲願の初優勝を飾った。
ウィニングマシンは、1周13.65kmのサルト・サーキットを379周し約5173kmを走破。ゴール時点でトップと2位との差は、僅か41秒だった。
(文=webCG 有吉/写真=M.G.S)
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |