新しい「ランドローバー・ディスカバリー」世界初公開【ニューヨークショー04】
2004.04.09 自動車ニュース【ニューヨークショー04】新しい「ランドローバー・ディスカバリー」世界初公開
2004年4月9日から18日まで開催される「ニューヨーク国際自動車ショー」。ランドローバーは、3代目となる「ディスカバリー3」をお披露目した。早い地域では、同年末のリリースが予定される。
■モノコック+独立サス
ひと目で「ランドローバーのクルマ」とわかるようになった「ディスカバリー3」。見た目のみならず、ボディ構造やパワートレイン、電子制御で最大限のトラクションを確保する「テレインレスポンスシステム」の採用など、中身もまったく新しいクルマに生まれ変わった。
なかでも、ボディ構造の変更は大きい。1989年にデビューしたディスカバリーは、初代「レンジローバー」のコンポーネントを流用してつくられたため、ラダーフレームやリジッドサスペンションなど、4×4の古典的なつくりを踏襲してきた。
ディスカバリー3は、「インテグレーテッドボディフレーム」と呼ばれるモノコックボディを採用。4輪独立式サスペンションも手伝って、クラストップのオフロード性能と、オンロードパフォーマンスの両立を謳う。スペース効率も高まり、サードシート装着車(オプション)でも、大人7人が快適に過ごせるという。
■どんな状況下でも
もうひとつの大きな特徴が「テレインレスポンスシステム」。ランドローバー社が特許をもつ、シャシーやトラクションコントロールなどの統合制御システムで、2004年のデトロイトショーに出展したコンセプトモデル「レンジストーマー」にも採用された。
ドライバーは、センターコンソール上のロータリースイッチで、“ノーマル”“滑りやすい路面”(草、砂利、雪など)“泥&わだち”“砂”“岩”、5つの路面状況を選択。それにあわせて、車高調節機能やトラクションコントロール、スロットルを最適に制御する。「どんな状況下でも、最高の車両性能を引き出す手助けをしてくれる」と、ランドローバーは胸を張る。
エンジンラインナップは、2.7リッターV6ディーゼルターボ、「フォード・エクスプローラー」譲りの4リッターV6、4.4リッターV8の3種類。4.4リッターV8は、ジャガーの4.2リッターV8をベースにつくられ、低回転域のトルク増強や耐久性アップなど、ランドローバー向けに改良が施されたものだ。トランスミッションは、ガソリンエンジンには6段AT(ディーゼルにはオプション)、ディーゼルは6段MTが標準で組み合わされる。
(webCGオオサワ)
ランドローバー:
http://www.landrover.co.jp/
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