サーブ、アメリカ生まれのSUV「9-7X」を発表【ニューヨークショー04】

2004.04.09 自動車ニュース webCG 編集部

【ニューヨークショー04】サーブ、アメリカ生まれのSUV「9-7X」を発表

ゼネラルモーターズ系のサーブは、2004年4月9日〜18日に開催される「ニューヨーク国際自動車ショー」で、ニューモデル「9-7X」を発表する。

■日本製に続き、アメリカ製サーブ登場

「サーブ9-7X」は、デザイン、走りの両面で“スポーツ感覚”を重視したという新型SUV。「シボレー・トレイルブレイザー」などが使う、ゼネラルモーターズのSUVプラットフォーム「GMT360」をもとに開発された。2870mmのホイールベースや、生産工場(米オハイオ州のGMモーレイン工場)などから、トレイルブレイザーの兄弟車といえ、その生い立ちは2004年1月の「ロサンゼルスオートショー」で発表された、「スバル・インプレッサ」ベースの日本製サーブ「9-2X」に近い。

内外装をサーブらしく味付けしつつ、中身はトレイルブレーザーと思しき内容。9-7Xのエンジンは、トレイルブレイザーと同じ4.2リッター直6(279ps)、そしてロングホイールベース版「EXT」のみ搭載する5.3リッターV8(300ps)というラインナップ。フロントがダブルウィッシュボーン、リアは5リンク式の足まわりも、形式はトレイルブレイザーを踏襲するが、スタビライザー径を拡大するなどして、ハンドリングの向上を図った。タイヤもひとまわり大きく、255/55R18サイズを履く。

価格はトレイルブレイザーより若干高い、3万7000ドルから4万5000ドルを予定。2005年1月から生産をはじめ、同年第1四半期に、アメリカとカナダで販売を開始する計画という。

(webCGオオサワ)

サーブ(日本):
http://www.saab.co.jp/

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サーブ社長兼CEOのピーター・オーガストソン氏(写真上)によれば、「9-7X」は「ドライバーを重視した、サーブ独自のSUV」「サーブラインナップを充実させる重要なモデル」だという。

サーブ社長兼CEOのピーター・オーガストソン氏(写真上)によれば、「9-7X」は「ドライバーを重視した、サーブ独自のSUV」「サーブラインナップを充実させる重要なモデル」だという。

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