VW、「レーストゥアレグ」でダカールラリー参戦
2003.12.04 自動車ニュースVW、「レーストゥアレグ」でダカールラリー参戦
フォルクスワーゲンは、2004年1月1日にスタートする「テレフォニカ・ダカールラリー2004」に、新設計の4WDマシン「レーストゥアレグ」で参戦すると、2003年12月3日に発表した。
ドイツの巨人フォルクスワーゲンが、アフリカを舞台に繰り広げられるラリーレイド「ダカールラリー」に参戦を始めたのは2003年大会から。「ターレック」と呼ばれるバギータイプのプロトタイプマシンで出場し、総合6位でゴールした。
先行テストプログラムであったターレックの後を継ぐ「レーストゥアレグ」は、ポルシェと共同開発したSUV「トゥアレグ」のイメージを踏襲した、VWの“真打”ともいえる砂漠用競技車両。エンジンは、231psを発する5気筒「TDI」ユニットを搭載する。
ユッタ・クラインシュミットとブルーノ・サビーという、優勝経験者を2人揃えた強力な布陣で臨む。
レーストゥアレグのデビューイヤーは、データ収集と今後の開発方針を決めるための“学習の年”。「2005年には、ダカールラリーの歴史上で初めてウォルフスブルグのチーム(VWチーム)が、TDIディーゼルのパワーで総合的な栄誉を目指して戦います」(プレスリリース)という青写真が描かれる。
トゥアレグのネーミングといい、ディーゼルユニットの搭載といい、マーケティング色のきわめて濃いプロジェクトだ。
(webCG 有吉)
「Touareg-Dakar」:
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