【東京モーターショー2003】ベントレー、力作「コンチネンタルGT」をアピール
2003.10.22 自動車ニュース【東京モーターショー2003】ベントレー、力作「コンチネンタルGT」をアピール
「第37回東京モーターショー」が、2003年10月22日のプレスデイで幕を開けた。フォルクスワーゲングループの高級ブランド、ベントレーは、初日にプレスブリーフィングを開き、4座の2ドアクーペ「コンチネンタルGT」と最高級サルーン「アルナージT」を披露した。
■VWからの増資を得て
1998年にドイツの巨人、フォルクスワーゲングループの傘下に入ったイギリスの名門ブランド、ベントレー。2台の展示車に挟まれるカタチでブース中央に鎮座したVW製「W12エンジン」が象徴的だった。
「昨年のパリサロンで掲げた目標が2つありました」と語るのは、ベントレー・モーターズ・リミテッドのCEO、Dr.フランツ・ジョゼフ・ペフガン氏。ひとつは、耐久レースの花形、ルマン24時間を制覇すること、そしてもうひとつが、新型の4座の2ドアクーペ「コンチネンタルGT」で世界を席巻することだったという。
ルマンにおいては、兄弟ともいうべき常勝マシン「アウディR8」のノウハウをつぎ込んだ「ベントレーSpeed 8」が、同ブランドに73年ぶりの栄冠をもたらしたことは周知の通り。コンチネンタルGTには、公道における“勝利”が期待されている。
VWからの総額5億ポンドの投資のうち、2億1600万ポンドを投入しつくられたコンチネンタルGT。生産は、2億1600万ポンドをかけて設けられた英国クルー工場(別名“世界最大のショールーム”)の新ラインで行われる。
VWからの増資を得て最新鋭の設備を整えつつ、創業以来培われてきたクラフトマンシップによる丁寧・高品質な高級車づくりが強調されていた。親は変われど魂は不変、といったところか。
日本市場では、フォルクスワーゲングループジャパンでの経験を活かし、2002年からベントレー・モーターズ・ジャパンがインポーターを務めているベントレー。コンチネンタルGTの販売が上々ならば、さらにディーラー網を拡大していく予定という。
(webCG 有吉)
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