【東京モーターショー2003プレビュー】日産・EFFIS(エフィス)
2003.10.18 自動車ニュース【東京モーターショー2003プレビュー】日産・EFFIS(エフィス)
前回の乗用車ショー(2001年)では、「フェアレディZ」と「GT-R」コンセプトの2台のスポーツカーで注目を集めた日産。今回は、いまやこのメーカーの得意分野となった観がある「デザイン」がトピックになる。
全部で6台が用意されるコンセプトカーは、「和」をテーマとしたものが目立つ。その中には、英国のデザイン集団「コンラン・グループ」が手がけた「キューブキュービック」もある。すでに北米で発売されている個性派SUV「ムラーノ」も登場。燃料電池自動車用の画期的なスーパーモータ ー、ルノーと共同開発した1.4〜1.6リッター・ガソリンエンジンなど、テクノロジーにも注目すべきものが多い。
■EFFIS(エフィス)
未来の都市生活にマッチする新発想のFCV(燃料電池)コミューター。コンパクトなリチウムイオン電池、新開発のスーパーモーターを組み合わせることで、FCVの課題となっている超小型・軽量化を追求している。スーパーモーターは、ひとつのモーターから2つの出力軸を取り出し、それぞれを個別に制御できるもので、エフィスでは前後にこのモーターを配した4輪駆動としている。
ボディは全長を僅か3mにとどめながら、3人が快適に乗れるスペースと、子供などに適した1名分のシートを確保した「3.5シーターコンセプト」。1名乗車のときは、助手席側に格納された「ローテーショナルインストルメントパネル」を引き出し、カップホルダーや小物収納として使用できる。アウターパネルに「電解染色アルミニウム」を採用、ドアは運転席側1枚、助手席側2枚とするなどして、軽量化も追求している。
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