「ガソリン添加剤は入れないほうがいい?」
2012.09.29 クルマ生活Q&A ガソリン・オイル1999年式「ホンダ・キャパ」に乗っています。走行距離は11万kmを超えましたが、新車時から3000kmごとに燃料タンクにガソリン添加剤を入れてきました。車検整備に出した際に、整備士からこの手のケミカル品は一発で燃料フィルターを詰まらせてしまうので使わないほうがいいと聞いたのですが、入れないほうがいいのでしょうか?
私も一時期、ガソリン添加剤を試したことがありますが、結局のところ必要性が感じられなかったため、今では使っていません。記憶によれば、使用しても特に効果は認められませんでしたが、かといって悪影響もありませんでした。
さて、質問をくださったあなたは、これまでガソリン添加剤を使ってきて、整備士に指摘されたようなトラブルはなかったのでしょうか? なかったとすれば、およそ13年、11万kmの実証実験を経た結果なのですから、使用しても問題ないと思いますよ。一発どころか、何十発繰り返しても大丈夫だったわけですからね。

松本 英雄
自動車テクノロジーライター。1992年~97年に当時のチームいすゞ(いすゞ自動車のワークスラリーチーム)テクニカル部門のアドバイザーとして、パリ・ダカール参加用車両の開発、製作にたずさわる。著書に『カー機能障害は治る』『通のツール箱』『クルマが長持ちする7つの習慣』(二玄社)がある。