スズキ、新規格の新型「アルト」発表

1998.10.08 自動車ニュース webCG 編集部
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スズキ、新規格の新型「アルト」発表(10/8)

スズキは10月7日、軽自動車の新規格に適応させた新型「アルト」を発売した。衝突安全性、経済性の向上が謳われている。

新型「スズキアルト」においては、新規格にともなう車体拡大によって衝突安全性を向上させるとともに、各部の徹底した軽量化や、ワゴンRなどとのプラットフォームの共有化によって、燃費の向上やコストダウンも図られている。そのサイズは全長x全幅x全高=3395x1475x1450〜1455?と新規格いっぱいまで拡大された。加えてホイールベースやトレッドの拡大により、居住性や走行安定性の向上が図られている。

「アルト」のグレード構成はセダン3ドア、同5ドア、商用車のバンからなる。搭載されるエンジンは直3のSOHCとDOHC。DOHCにはリーンバーン仕様とLEV仕様が設定された。トランスミッションは4MT、5MT、3ATがあり、駆動方式はFFとフルタイム4WDが用意される。

スポーツ仕様の「アルトワークス」には可変バルブタイミング機構「VVT」を採用したDOHCターボ(64ps、11.0kgm)とSOHCターボが搭載された。また電子制御スロットルやヘリカルLSDも装備される。

安全装備では全車の運転席にフォースリミッターつきシートベルトが標準装備された。しかしプリテンショナー機能やデュアルエアバッグ、ABS、ブレーキアシストなどは基本的にオプションとなる。価格は49.8〜118.2万円。販売台数目標は月間1万1000台。

実車に接してみると、たとえばドアの閉まる感じなどは下手な小型車以上のしっかり感がある。しかし、いくら価格を下げたいからといって、エアバッグやABSを全車に標準装備しないというのは、あきらかに時代に逆行していると思う。(Web CG スヤマ)

 
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