マツダ、広くなった新型「MPV」を発表

1999.06.25 自動車ニュース webCG 編集部
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マツダ、広くなった新型「MPV」を発表(6/25)

マツダはSUVの「MPV」をモデルチェンジし、6月24日、発表した。最大の特徴は前輪駆動となり、室内が広くなったところにある。

新型「マツダMPV」のセリングポイントは従来モデルに対して15.7センチ全長が延びた室内にある。これにより快適に7名が乗車でき、同時に大容量のラゲッジスペースが確保できたとマツダではしている。

多彩なアレンジが出来るシートも新型「MPV」の特長のひとつだ。「KARAKURI」と名づけられた機構により、乗員が座ったままで左右にスライドするセカンドシート(世界初)など、凝った仕組みでユーザーへのアピールをはかっている。

スタイリングの特徴は、後席左右スライドドアをもつ1.5ボックスボディにある。ファミリア、プレマシーと共通するデザインテーマが盛り込まれ、「スポーティかつ高品質」(マツダ)が謳われている。スライドドアにパワーウィンドウ機構を内蔵しているのも目新しい点だ。

エンジンは、1991ccの直列4気筒DOHC(135馬力)と、2494ccのV型6気筒DOHC(170馬力)の2種類が用意されている。トランスミッションは電子制御4段オートマチックのみだ。どちらのエンジンも、レギュラーガソリン仕様で、低燃費、低公害化がはかられている。

ラインナップとしては「標準仕様」(206.6万円)が2リッターを搭載、さらに2.5リッターV6搭載モデルは装備に応じて、以下の3種類が設定されている。「Gパッケージ」(227.0万円)、「スポーツパッケージ」(244.1万円)、「Lパッケージ」(258.9万円)である。なかでも「スポーツパッケージ」はエアロパーツや16インチアルミホイールを装着している。価格は、東京、名古屋、大阪、広島のものだ。

スタイリングには新しさがあるが、インテリアはフツウすぎるのが残念。前輪駆動に1本化した思い切りのよさはひとつの見識だ。(Web CG オガワ)

 
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