サーブの2002年モデル価格発表

2002.01.21 自動車ニュース 松本 英雄

サーブの2002年モデル価格発表

ヤナセは、同社が輸入販売を行うサーブ車の、2002年モデルの価格を発表した。販売開始は2002年2月1日から。

■ビッグマイナーを受けた「9-5」
サーブ 2002年モデルの大きな特徴は、インテリア、エクステリアともに約1200ヵ所が変更されたという「9-5」シリーズの導入だ。
9-5シリーズは、全モデルに「ESP(電子制御スタビリティーコントロール)」が採用された。ESPは、ABS、トラクションコントロール、ヨーセンサーなどにより、クルマの姿勢を安定にコントロールするシステム。

パワートレインは、4段ATに替わり5段ATを導入。またエンジンの制御システムを改良したことで、最高出力がアップした。2.3リッター直4DOHCインタークーラー付き低圧ターボエンジンが136psから185psに、3リッターV6DOHCインタークーラー付き低圧ターボエンジンは147psから200psにパワーアップしたことになる。エアロに搭載される、2.3リッター直4DOHCインタークーラー付きターボは、169psから250psへと大幅なパワーアップだ。シャシーの改良とサスペンションセッティング、アンチロールバーの改善により、ハンドリングもよくなっているという。

外装では、フロントバンパーの一体化をはかり空力を向上。安全面では、事故時の衝撃、シートベルトの着用有無やシートポジションをモニターし、状況に応じた圧力でエアバッグを作動させる「アダプティブエアバッグシステム」を運転席と助手席に採用した。
また9-5シリーズは、数字の前に、グレード別にモデル名がつくようになった。これにより9-5のラインナップは、標準グレードの「Linear」(リニア)、上級グレードの「Arc」(アーク)、そしてスポーティーグレードたる「Aero」(エアロ)の3種類となった。

■全車にスポーティグレードを設定
サーブのスポーティグレード「エアロ」が、全ボディタイプに加わったのも新しい。2001年モデルまでは、「9-3エアロ2.0TS」と、「9-5エアロ2.3TS」の2モデルのみだったが、9-3にオープンモデルの「エアロ2.0TS カブリオレ」が、9-5はワゴンモデルに「エアロ2.3TS エステート」が、それぞれ追加された。

サーブ2002年のモデルラインナップと価格は、以下の通り。(5MTモデルは全て特別発注)

■9-3シリーズ
・2.0t(4AT)295.0万円
・SE2.0t(4AT)350.0万円
・Aero2.0TS(4AT)440.0万円
・Aero2.0TS(5MT)430.0万円
・SE2.0t Cabriolet(4AT)480.0万円
・Aero2.0TS Cablioret(4AT)530.0万円
・Aero2.0TS Cablioret(5MT)520.0万円

■9-5シリーズ
・Linear2.3t(5AT)435.0万円
・Arc3.0t(5AT)515.0万円
・Aero2.3TS(5AT)530.0万円
・Aero2.3TS(5MT)520.0万円
・Linear2.3t Estate(5AT)460.0万円
・Arc3.0t Estate(5AT)540.0万円
・Aero2.3TS Estate(5AT)555.0万円
・Aero2.3TS Estate(5MT)545.0万円

(webCG 大澤)

 
サーブの2002年モデル価格発表の画像

写真は、両モデルとも2001年モデルです。
 

	写真は、両モデルとも2001年モデルです。
	 

関連キーワード:
9-5セダン, 9-3スポーツセダン, 9-5エステート, 9-3カブリオレ, 9-3スポーツエステート, サーブ, 自動車ニュース