スズキが中国向けの“4ドアクーペ”を公開【上海ショー2013】
2013.04.23 自動車ニュース【上海ショー2013】スズキが中国向けの“4ドアクーペ”を公開
2013年4月20日に開幕した上海モーターショーでは、日本車メーカーがさまざまなコンセプトカーを披露している。スズキはCセグメントセダンの「オーセンティックス」を世界初公開し、対する三菱は2013年3月のジュネーブショーで公開した電気自動車の「コンセプトCA-MiEV」を展示した。
■「本物」を自称する“4ドアクーペ”
スズキのステージ中央に展示されていたのは、「スズキ・オーセンティックス」と呼ばれるデザインコンセプトだった。金ラメのボディーにクロムメッキされたモールディングが目にまぶしい。ルーフが低く、キャビンの小さなクーペスタイルの4ドアセダンである。全体のフォルムもさることながら、Cピラーやテールライト、マフラーエンドなどの造形も最近の世界的な流行を素早く巧みに採り入れている。「オーセンティック」(本物、本格)を自称しているが、両脇に展示されていた「キザシ」や「SX4」の方がむしろオーセンティックに見えた。
一方、「三菱コンセプトCA-MiEV」は将来の電気自動車(EV)を想定したコンセプトカーだ。モーターとインバーターと充電器を一体化して電気ロスを低減する軽量タイプのEVコンポーネントを採用し、磁界共鳴式の非接触充電装置や高エネルギー密度バッテリーの採用、軽量化と空力性能向上などと併せ、航続可能距離300kmを実現する。それが現実のものになったならば、EVは一気に普及することだろう。ちなみに、車名の「CA」とは、「Compact and Advanced」の略。
(文と写真=金子浩久)
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