ホンダブースは新車ラッシュ【上海ショー2013】
2013.04.22 自動車ニュース【上海ショー2013】ホンダブースは新車ラッシュ
本田技研工業は、2013年上海モーターショー(会期:2013年4月20日〜29日)で、アキュラブランドの「コンセプトSUV-X」やホンダブランドの「コンセプトM」など、複数の中国市場向け“プレミアモデル”を公開した。
■中国市場向けのミニバンとSUVが中心
アキュラブランドの「コンセプトSUV-X」は、中国市場をメインに想定したコンパクトSUVのデザインコンセプトカー。3年後をメドに市販化する予定だ。アキュラがアメリカ以外でデザインコンセプトカーをワールドプレミア(世界初)公開したのはこのクルマが初めてとのこと。きれいな線と面と塗装色にアキュラらしさが表れていて好感が持てるのだが、なぜか観客からはあまり注目されていなかった。すぐ横に展示されていた「NSX」のコンセプトカーには多くの観客を集めていたのに……。
一方、ホンダブランドではミニバンのコンセプトカー「コンセプトM」が公開された。こちらも中国市場をメインターゲットに想定している。「現在の中国市場では商用車が中心となっているミニバンに、乗用車的な価値を施したもの」とはホンダの説明。2014年の市販化を予定している。幾重にも重ねられたフロントグリルのクロムメッキがアグレッシブだ。
ミドルサイズの新型セダン「CRIDER(中国名:凌派)」は、2012年の北京モーターショーで「コンセプトC」として発表されたセダンの市販版。「竜をモチーフとして、中国人デザインスタッフがデザインした」というだけあって、個性的なプロポーションとディテールを有していた。
「JADE(中国名:傑徳)」は、翡翠(ひすい)をイメージしたデザインを持つ新型ステーションワゴン。こちらも、2012年の北京ショーで「コンセプトS」として出展されたものの市販版である。「中国の1980年代生まれのお客さまをターゲットとしました」(ホンダ談)という新しい試みだ。トランクスペースの造形がとても個性的で、中国市場に限らず、日本や欧米市場でも受け入れられそうだ。
(文=金子浩久/写真=金子浩久、ホンダ)
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