アバルトから2台の限定モデル【フランクフルトショー2013】

2013.09.13 自動車ニュース 金子 浩久
「アバルト595 50° アニヴェルサリオ」
「アバルト595 50° アニヴェルサリオ」 拡大

【フランクフルトショー2013】アバルトから2台の限定モデル

フィアットグループで元気がよかったのがアバルト。「595」のデビュー50周年を記念するスペシャルモデルなどを発表して、ラインナップに華を添えた。

「アバルト695エディツィオーネ マセラティ レコルドグレー」
「アバルト695エディツィオーネ マセラティ レコルドグレー」 拡大
「アルファ・ロメオ4C」
「アルファ・ロメオ4C」 拡大
カーボンとアルミからなる「4C」のランニングシャシー。
カーボンとアルミからなる「4C」のランニングシャシー。 拡大

■「595 50° アニヴェルサリオ」は299台限定

ブランドの出自に立ち戻ったと言うべきか、ホイールやマフラー、ステアリング、ペダル類などのアクセサリーを多数展示していたアバルト。ブースの主役は「595」のデビュー50周年(オリジナルの「アバルト595」は1963年デビュー)を記念した「595 50° アニヴェルサリオ」だった。
299台の限定車で、ボディーはつや消し白に赤いストライプという、記念モデルらしいおめでたいカラーリングである。シートとインテリアも同じカラーコンビネーションとなり、シートのバックレストには車名の「595」が赤い糸で刺しゅうされている。1.4リッターターボユニットは180psを発生する。

また、「695エディツィオーネ マセラティ」の第2弾となる“レコルドグレー”バージョンを発表。49台限定で発売する。第1弾のボディーカラーが“ポンテヴェッキオ・ボルドー”(ワインレッド)だったの対し、こちらはその名にもあるとおりグレー(ガンメタリック)。キャンバストップは黒で、シートはビスケットを思わせるベージュとなる。

一方、同じフィアットグループのアルファ・ロメオは、「4C」を中心に置いた展示を行った。4C自体はすでに発表済みであるために、今回はその軽量な構造のアピールに力を入れていた。4Cの車重は乾燥重量で895kgしかない。240psを発生する1.75リッターの4気筒エンジンを搭載し、0-100km/h加速が4.5秒。最高速は258km/hと発表されている。

(文と写真=金子浩久)

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