BMWが新型「4シリーズクーペ」を発売
2013.09.24 自動車ニュース ![]() |
BMWが新型「4シリーズクーペ」を発売
BMWジャパンは2013年9月24日、新型車「4シリーズクーペ」を発表した。
■ラインナップは「428i」「435i」の2グレード
BMW 4シリーズクーペは「3シリーズクーペ」の後継車種に当たる4座の2ドアモデルである。(関連ニュースはこちら)
エクステリアデザインは最近のFRクーペによく見られるショートオーバーハングや長いエンジンフード、流れるようなルーフラインなどが特徴。従来モデルの「325iクーペ」と比べて全高は25mm低く、全幅は45mm広くなっており、よりロー&ワイドなスタイリングとなっている。
また、約50:50の前後重量配分や、現行のBMWモデルの中で最も低い重心位置、フロントアクスルにトーションバーを追加した専用サスペンションなどにより、俊敏なハンドリング特性やコーナリングでの優れた車両安定性能を実現しているという。
本国仕様にはディーゼルエンジン車や4WD車も存在するが、今回日本に導入されるのはFRのガソリンエンジン車である「428iクーペ」と「435iクーペ」のみ。前者のパワーユニットは最高出力245ps(180kW)/5000rpm、最大トルク35.7kgm(350Nm)/1250-4800rpmの2リッター直4ターボエンジンで、燃費は15.2km/リッター(JC08モード)となっている。
一方、「435iクーペ」は306ps(225kW)/5800rpmの最高出力と40.8kgm(400Nm)/1200-5000rpmの最大トルクを発生する3リッター直6ターボエンジンを搭載。0-100km/h加速は5.1秒という動力性能を実現している。
また、いずれのグレードにも、専用の内外装デザインを採用した「スポーツ」と「ラグジュアリー」、エアロパーツやスポーツサスペンションなどを装備した「Mスポーツ」の、計3種類の仕様を設定している。
■先進の安全運転支援システムを全車に採用
装備は充実しており、ステレオカメラで車両の前方を監視し、警報や自動ブレーキなどで衝突事故の回避、被害軽減に寄与する「ドライビングアシスト」や、現在の車速、ナビゲーションシステムによるルート案内の矢印表示などの情報をフロントウィンドウに投影する「BMWヘッドアップディスプレイ」を標準装備とした。また、ナビゲーションシステムやオーディオなどを操作する「iDriveコントローラー」には、指による文字入力や地図の拡大/縮小などが可能なタッチパッドを備えた最新式のものを採用している。
このほかにも、全グレードに車載の通信モジュールを利用した「BMW SOSコール」と「BMWテレサービス」を採用。事故にあった際に自動でコールセンターに接続し、救急や消防などの迅速な手配が可能となっているほか、車両のメンテナンス履歴やバッテリー電圧の低下といった情報を担当ディーラーに通知することで、サービスの予約が簡単となり、より正確なメンテナンスを受けられるようになっている。
ハンドル位置は右のみの設定。ラインナップと価格は以下の通り。
・428iクーペ:604万円
・428iクーペ スポーツ:624万円
・428iクーペ ラグジュアリー:646万円
・428iクーペ Mスポーツ:644万円
・435iクーペ:738万円
・435iクーペ スポーツ:754万円
・435iクーペ ラグジュアリー:758万円
・435iクーペ Mスポーツ:774万円
(webCG)