新型「マツダ・アクセラ」は171万1500円から

2013.10.09 自動車ニュース webCG 編集部
マツダ・アクセラスポーツ
マツダ・アクセラスポーツ 拡大

新型「マツダ・アクセラ」は171万1500円から

マツダは2013年10月9日、新型「アクセラ」を発表した。10月10日に予約受注を開始し、まずは11月21日にガソリン車とハイブリッド車を発売する。メーカー希望小売価格は171万1500円~298万2000円。

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マツダ・アクセラセダン
マツダ・アクセラセダン 拡大
マツダ・アクセラセダン
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■ハイブリッド仕様の燃費は30.8km/リッター

新型「アクセラ」は、マツダの新世代技術「SKYACTIV(スカイアクティブ)」と新デザインテーマ「魂動(こどう)」が全面的に採用された3番目のモデル。上級モデル「アテンザ」に搭載されている安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」が採用されたり、同社独自の新しいカーコネクティビティーシステム「MAZDA CONNECT(マツダ コネクト)」が初採用されたりするなど、同社の最新の技術が織り込まれた。
また、日本のメーカーとしては初めて、同一車種にガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、ハイブリッドシステムという3種類のパワートレインを用意し、国内市場に投入するなど、多様化する市場のニーズに応えるラインナップをそろえる。

今回、新たに設定されるハイブリッドシステム「SKYACTIV-HYBRID」は、2リッターガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」をハイブリッド専用として開発し直してモーターと組み合わせたもの。燃費性能は30.8km/リッター(JC08モード)と発表されている。

ガソリンエンジンでは、トルクアップと最大約26%の燃費向上を可能にした1.5リッターの「SKYACTIV-G 1.5」を新設定した。また、2リッターの「SKYACTIV-G 2.0」では、新たに4-2-1排気を採用し、同エンジンを搭載した先代モデルと比較して最大約9%の燃費改善を果たした。ディーゼルエンジンについては、「アテンザ」と同様に2.2リッターの「SKYACTIV-D 2.2」が搭載される。

変速機は、発進時以外のほぼ全域でロックアップし、スムーズかつ素早い変速が自慢の「SKYACTIV-DRIVE」(6AT)のほか、マニュアルトランスミッションの「SKYACTIV-MT」(6MT)が、ガソリンおよびディーゼルエンジン搭載のFF全車に設定される。ハイブリッド車には「電気式無段変速機」(CVT)が採用される。

新登場の1.5リッターガソリンエンジン「SKYACTIV-G 1.5」。
新登場の1.5リッターガソリンエンジン「SKYACTIV-G 1.5」。 拡大
「アクセラスポーツ」のインテリア(写真は「15S」グレード)。
「アクセラスポーツ」のインテリア(写真は「15S」グレード)。 拡大
「アクセラスポーツ」のフロントシート(写真はオプションのラックススエード/レザーのコンビシート)。
「アクセラスポーツ」のフロントシート(写真はオプションのラックススエード/レザーのコンビシート)。 拡大
各種情報を操作する「コマンダーコントロール」。センターコンソールに配置される。
各種情報を操作する「コマンダーコントロール」。センターコンソールに配置される。 拡大
ハイブリッドシステム「SKYACTIV-HYBRID」の構成図。2リッターガソリンエンジンにモーターを組み合わせる。
ハイブリッドシステム「SKYACTIV-HYBRID」の構成図。2リッターガソリンエンジンにモーターを組み合わせる。 拡大

■“カーコネクティビティー”を強化

運転席まわりのインテリアデザインには、今回新たに「Head-Up Cockpit(ヘッドアップ・コックピット)」コンセプトに基づく新世代HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)が採用された。
これは、ドライバーが従来より運転に集中できる環境づくりを目指したもの。コミュニケーション情報のすべてをブラインド操作できる「コマンダーコントロール」や、視線移動の少なさや判読のしやすさにこだわった独立型7インチディスプレイが搭載されたほか、運転しながらでも最小の視線移動で車速やナビ情報、各種警告などが確認できるヘッドアップディスプレイ「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ」(オプション)などで構成される。

これと併せて、「MAZDA CONNECT」と呼ばれる新しいカーコネクティビティーシステムが導入された。スマートフォンと連携したハンズフリー通話やショートメッセージなどのコミュニケーション機能が盛り込まれたほか、Twitterの新着ツイートやFacebookのニュースフィードを音声読み上げ機能により確認できるウェブコンテンツや、インターネットラジオが利用できる。

安全面では、同社の先進安全技術「i-ACTIVSENSE」の各種装備が上級モデルを中心に設定された。事故を未然に防止する技術(アクティブセーフティー)としては、「車間認知支援システム(DRSS)&前方衝突警報(FOW)」「車線逸脱警報システム(LDWS)」「アダプティブ・フロントライティング・システム(AFS)」「リア・ビークル・モニタリングシステム(RVM)」など、事故にあうリスクや被害を軽減する技術(プリクラッシュセーフティー)としては、「スマート・ブレーキ・サポート(SBS)」「スマート・シティ・ブレーキ・サポート(SCBS)&AT誤発進抑制制御」などの各種機能が用意される。

価格は以下のとおり。月間販売計画は3000台としている。

●アクセラスポーツ(5ドアハッチバック)
・「15C」 171万1500円(FF・6MTおよび6AT)~192万1500円(4WD・6AT)
・「15S」 184万8000円(FF・6MTおよび6AT)~205万8000円(4WD・6AT)
・「20S」 220万5000円(FF・6AT)
・「20S Touring」 231万円(FF・6AT)
・「20S Touring L Package」 243万6000円(FF・6AT)
・「XD(クロスディー)」 298万2000円(FF・6MTおよび6AT)

●アクセラセダン(4ドアセダン)
・「15C」 171万1500円(FF・6MTおよび6AT)~192万1500円(4WD・6AT)
・「15S」 184万8000円(FF・6MTおよび6AT)~205万8000円(4WD・6AT)
・「HYBRID-C」 237万3000円(FF・CVT)
・「HYBRID-S」 249万9000円(FF・CVT)
・「HYBRID-S  L Package」 262万5000円

※5ドアハッチバックの2.2リッターディーゼル車は2014年1月発売予定。
※5ドアハッチバックの2リッターガソリンエンジン+6MT仕様は2014年春発売予定。

(webCG)

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