ジャガー「Fタイプ プロジェクト7」を市販化

2014.07.01 自動車ニュース webCG 編集部
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「ジャガーFタイプ プロジェクト7」
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ジャガー「Fタイプ プロジェクト7」を市販化

英ジャガー・ランドローバーは2014年6月24日、「ジャガーFタイプ Project 7(プロジェクト7)」を、最大250台の限定で生産、販売すると発表した。


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「ジャガーFタイプ プロジェクト7」は2014年6月26日、自動車イベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」において発表された。写真はFタイプ プロジェクト7と、デザイナーのイアン・カラム氏。
「ジャガーFタイプ プロジェクト7」は2014年6月26日、自動車イベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」において発表された。写真はFタイプ プロジェクト7と、デザイナーのイアン・カラム氏。
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■モチーフは往年の「ジャガーDタイプ」

同社は2013年7月、「Fタイプ」をベースとしたコンセプトモデル「プロジェクト7」を発表しており、今回のFタイプ プロジェクト7はその市販バージョンに当たる。

車名の「7」は、ジャガーのルマン24時間耐久レースでの優勝回数を示したもので、エクステリアデザインも、ルマンに出場した往年のレーシングカー「Dタイプ」をモチーフにしている。具体的には、ドライバーズシートの後方にロールオ―バーバーを組み込んだフェアリングを装備したほか、フロントウィンドウの小型などにより、全高をベース車より30.5mm低くしている。

ルーフは折り畳み式で、オープン時には196リッターの容量を持つトランクルームに収納することができる。

インテリアも同車専用のデザインとなっており、ひし形のパターンのキルティングで仕上げられた軽量のバケットシートや、アルカンターラのステアリングホイール、カーボンファイバー製のパネルなどを採用。オプションで4点式のレーシングハーネスも用意している。

■最高出力575ps、0-100km/h加速は3.9秒

エンジンは専用のチューニングを施した最高出力575ps、最大トルク69.3kgmのスーパーチャージャー付き5リッターV8を搭載。組み合わせる8段ATについてもシフトポイントや特性などを見直し、動力性能の向上を図っている。また足まわりでは、フロントタイヤのキャンバー角を変更したほか、前後ともに新設計のアンチロールバーを装備。サスペンションは車高調整機構付きで、スプリングレートやダンパーの内部構造を同車専用としている。

このほかにも、電子制御ダンパーのアダプティブ・ダイナミクス・システムや、電子アクティブ・ディファレンシャル、カーボンセラミックマトリクス(CCM)ブレーキ、トルクベクタリング・バイ・ブレーキング(TVbB)などを標準装備。スタビリティーコントロールシステムにも専用のチューニングを施している。

また、外装にはカーボンファイバーを用いたフロントスプリッターやサイドスカート、リアディフューザー、リアスポイラーなどを装備。軽量化も図っており、車両重量は「FタイプV8 Sコンバーチブル」より80kg軽い、1585kgに抑えている。

これらの装備や改良により、Fタイプ プロジェクト7は0-100km/h加速が3.9秒という動力性能を実現。最高速は、リミッター作動により300km/hと公表される。

なお、開発はオーダーメイドモデルの受託やブランドグッズの製造などを担当するスペシャル・オペレーションズ部門が担当。生産も同部門が担う予定で、ウェストミッドランズに新設されるテクニカルセンターにおいて、手作業で組み立てるという。

価格は未定。納車時期は2015年半ばを予定している。

(webCG)

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