スズキ・レジーナ:「隙」の演出に好感
2011.12.05 コレはゼッタイ!■【コレはゼッタイ!】スズキ・レジーナ:「隙」の演出に好感
この「ケロロ軍曹」顔を見ていると、自分自身の手でりりしくしてやろうじゃないか! と思わずにはいられない。そういったクルマに演出された「隙」こそが、これからのクルマに必要な部分だと思うのだ。
■例えばカフェレーサー的演出はどうだろう?
スズキのデザイナーである結城氏いわく、「往年の名車『フロンテ800』をソフトにイメージして造ったんですよ」。どことなくノスタルジックでありながら、新しさを感じる「虫」系のスタイリングが安心感を与える。決してエモーショナルではないが、忙しすぎる現代では実際に見るとホッとする、のんびり感がたまらないボヨヨングルマなのだ。
グリルレスな顔つきは私ぐらいの世代までは違和感があるかもしれないが、これからクルマに乗ろうとする新人類には全く違和感はないだろう。じっと顔つきを見ていると、自分自身でこの「ケロロ軍曹」顔をりりしくしようじゃないかと思わずにいられなくなる。それがクルマに「隙」がある証拠だ。
例えば、ルーフをオレンジにしてボディーをガンメタにすれば、現代版カフェレーサーっぽく演出できる。こういった隙がこれからのクルマに必要な部分ではないか。実際の速さはともかく、さまざまな世界を想像させるデザインがスズキ・レジーナにはある。
(文=松本英雄/写真=峰昌宏)
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