第373回:イタリア製ジープは、SUV市場に新しい風を巻き起こすか!?
2014.11.14 マッキナ あらモーダ!最新版・本場のフィアット系販売店の風景
ここ数年イタリア国内のフィアット系販売店は、市場の規模縮小と、それに伴う本社からの指導により、取り扱い各ブランドの展示スペース集約化を進めてきた。
具体的にいうと10年くらい前までは、同じ地域の販売会社が経営しているにもかかわらず、フィアット、ランチア、アルファ・ロメオそれぞれに独立したショールームが与えられているところが多かった。それが近年では、3ブランドを段階的に同じショールームで扱うようになってきた。
加えて2009年にフィアットグループがクライスラーと提携し、今日のフィアット・クライスラーに至る第一歩を踏み出したことで、イタリアのフィアットディーラーは、ジープブランドも一緒に並べるようになった。
ボクの街のフィアット系ディーラーもこんにち、上記の各ブランドをひとつのショールームに集約して展示している。展示構成は期間中の販売強化車種によって異なるが、目下ジープ3台、フィアット、アルファ・ロメオ、ランチア各1台、といったところだ。ちなみに、2018年までの数カ年計画で新車がないランチアのスペースは、次第に狭められている。
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大矢 アキオ
コラムニスト/イタリア文化コメンテーター。音大でヴァイオリンを専攻、大学院で芸術学を修める。1996年からシエナ在住。日本を代表するイタリア文化コメンテーターとして語学テキストやデザイン誌等に執筆活動を展開。20年にわたるNHK『ラジオ深夜便』リポーター、FM横浜『ザ・モーターウィークリー』季節ゲストなど、ラジオでも怪気炎をあげている。『Hotするイタリア』、『イタリア発シアワセの秘密 ― 笑って! 愛して! トスカーナの平日』(ともに二玄社)、『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)、『メトロとトランでパリめぐり】(コスミック出版)など著書・訳書多数。YouTube『大矢アキオのイタリアチャンネル』ではイタリアならではの面白ご当地産品を紹介中。
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