BMW、「X5」のクリーンディーゼル車を日本導入
2011.11.21 自動車ニュースBMW、「X5」のクリーンディーゼル車を2012年春に日本導入
BMWジャパンは2011年11月21日、ポスト新長期規制をパスするクリーンディーゼル車「X5 xDrive35dブルーパフォーマンス」を、2012年春に日本に導入すると発表した。
■「ブルーパフォーマンス」モデル第1弾
BMWジャパンは、排出ガスのクリーン化を実現したディーゼル車を、順次日本に導入すると発表した。その第1弾となるのは、3リッター直列6気筒ターボエンジンを搭載するSUVモデル「X5 xDrive35dブルーパフォーマンス」だ。
同エンジンは、ピエゾインジェクター搭載の新世代コモンレール ダイレクト インジェクションシステムや可変ジオメトリーターボチャージャーにより燃焼効率を向上させるとともに、SCR(選択触媒還元)システムとDPF(粒子状物質除去フィルター)により、排出ガスをクリーン化。最高出力245ps、最大トルク55.1kgmというV8ガソリン車並みのアウトプットを実現するとともに、燃費は11.0km/リッター(JC08モード)と、3リッター直6ガソリンエンジン搭載の「X5 xDrive35i」を約30%上回る数値を達成した。
排出ガス性能は、世界で最も厳しいとされる日本のポスト新長期規制やヨーロッパのEuro6をパスする数値を実現。これにより、日本ではいわゆる「クリーンディーゼル車」として、エコカー減税の対象(取得税、重量税の100%減免)となる。また、経済産業省による「クリーンエネルギー自動車等導入対策費補助金」の基準も満たす見込みという。
BMWジャパンは、クリーンディーゼル車を「ブルーパフォーマンス」モデルと名付け、順次日本に導入するという。なおX5 xDrive35dブルーパフォーマンスは、2011年の東京モーターショーに出展される。
(webCG 曽宮)