日産リーフに航続距離が長い新グレード登場

2015.11.10 自動車ニュース webCG 編集部
「日産リーフ」。写真は新色「タンジェリンオレンジ(ツートンカラー)」のもの。
「日産リーフ」。写真は新色「タンジェリンオレンジ(ツートンカラー)」のもの。 拡大

「日産リーフ」に航続距離が長い新グレード登場

日産自動車は2015年11月10日、マイナーチェンジを施したEV「リーフ」を発表した。同年12月24日に発売する。

30kWhのバッテリーモジュール
30kWhのバッテリーモジュール 拡大
こちらは、「ソニックブルー(ツートンカラー)」のモデル。
こちらは、「ソニックブルー(ツートンカラー)」のモデル。 拡大
「リーフ エアロスタイル」
「リーフ エアロスタイル」 拡大
「エアロスタイル」専用オプションの「モダンホワイトレザーシート」。
「エアロスタイル」専用オプションの「モダンホワイトレザーシート」。 拡大

■走れる距離が2割アップ

今回のマイナーチェンジでは、従来型(24kWh)よりも容量の大きい、30kWhの駆動用リチウムイオンバッテリーを搭載するモデルが追加された。

新開発の30kWh駆動用バッテリーは、高容量の新材料を採用することにより、従来の大きさを維持しながらリチウムイオンの高充塡(じゅうてん)化とバッテリー内部抵抗の減少を実現。室内空間を侵食することなく、航続距離を従来の228kmから280km(ともにJC08モード)へと向上させた。
急速充電においても、24kWhバッテリーと同様に、およそ30分で80%までの充電が可能。耐久性のアップもセリングポイントのひとつで、「8年16万km走行」までの容量保証が与えられる。

装備の面では、リーフ全車を対象に「エマージェンシーブレーキ(自動ブレーキ)」と「LDW(車線逸脱警報)」が標準化された。
エントリーモデルの「S」を除き、ナビゲーションシステムに、周辺の充電スポットを自動更新する機能や、スマートフォンのように直感的に操作できるフィンガージェスチャー機能が与えられたのもニュースだ。

さらに、ボディーカラーに新色のタンジェリンオレンジやソニックブルーが追加された。これら2色では、ルーフとドアミラーをブラックアウトしたツートンカラーも選べるようになる。

そのほか、スポーティーなエクステリアを持つグレード「エアロスタイル」には、アクセルを踏み込んだ時の反応を向上させる専用のファインレスポンスVCMを採用。これまでよりも軽快で伸びのある、気持ちのいい加速性能を実現したという。エアロスタイル専用オプションとして、ハイコントラストのモダンホワイトレザーシートも追加設定された。

24kWhバッテリー搭載モデルの価格は、以下の通り。30kWhバッテリー搭載車は、それぞれ39万4200円高となる。

・S:280万3680円
・X:325万4040円
・G:362万4480円
・Sエアロスタイル:310万6080円
・Xエアロスタイル:357万8040円
・Gエアロスタイル:389万4480円

(webCG)

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