BMWとMINIの新サービス拠点が東京にオープン
2016.04.14 自動車ニュース![]() |
BMWとMINIの新サービス拠点が東京にオープン
BMWジャパンは2016年4月14日、正規ディーラーである「BMW TOKYO」の新サービス拠点「木場サービス・センター」(東京都江東区)のオープンを発表し、メディア向けの内覧会を行った。
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■カーボンフレーム修復にも対応
BMW TOKYOは、都心でBMWとMINIの新車販売店および認定中古車センターを展開している直営ディーラーだ。公開された新施設は、既存のサービス拠点を補完するもので、板金塗装や車検整備に特化している。また国内唯一のカーボンフレームの修理対応拠点としての役目も持つ。
完成したばかりの木場サービス・センターは、3階建てのメンテナンス専用施設。作業内容によりフロアが分かれており、1階はワークショップ、2階と3階が板金塗装の専用スペースに割り当てられている。
ワークショップとなる1階は、診断機とリフトを備えた車両整備スペースや車検ライン、洗車スペースなどをそろえた整備専用のフロアとなる。板金作業が行われるのは2階で、ボディーパネルの交換や修復はもちろん、フレーム修正まで対応する。また「i3」「i8」などのカーボンフレーム修復のための設備があり、特殊な研修を受けたメカニックが常駐しているのも、この施設の特徴だ。
そして、最上階の3階では、室内の温度と湿度をしっかりコントロールし塗装作業に最適な空間を作り出すことで、高品質な塗装を実現している。オープン前ということもあり、作業が行われる車両はおさまっていなかったが、同サービス・センターは、同年4月15日より稼働するという。
同施設の記者発表に登壇したBMWジャパンの代表取締役社長、ペーター・クロンシュナーブル氏は、同社が臨海副都心に今年の夏オープンを予定するBMW/MINIブランド体験型販売新拠点の正式名称を「BMW GROUP Tokyo Bay」とすることも明らかにした。
これは、国内最大規模となるBMWとMINIのディーラーやカフェスペース、300人以上を収容可能な国際会議ホールなどを備えた大型施設で、敷地面積は東京ドームのグラウンド2つ分に相当する2万7000平方メートルにも及ぶ。敷地内には、クルマやバイクの試乗だけでなく、基礎的な運転トレーニングも可能なBMW M社認定のドライビングエリアも設けられるなど、既存のディーラーとは異なるユニークな施設となる。またディーラーエリアには、BMWが28台、MINIが11台、BMWモトラッド10台の展示スペースが確保され、幅広いラインナップだけでなくMなどの特殊なモデルもそろえる。
BMW GROUP Tokyo Bayのプレオープンは、2016年6月初旬とされ、7月から本格稼働となる予定。この夏、お台場エリアの話題スポットのひとつとして注目されそうだ。
(文と写真=大音安弘)