80年前の国内レースを伝える企画展、川崎市で開催
2016.07.20 自動車ニュース![]() |
神奈川県川崎市中原区にある川崎市市民ミュージアムにおいて、2016年7月17~31日の会期で、企画展「開設80周年記念 多摩川スピードウェイ ~日本初の常設モーターサーキット~」が開催されている。
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■国内レースの幕開けが見られる
今から80年をさかのぼる1936年に、丸子橋付近の多摩川河川敷に開場した、日本初、そしてアジア初となる常設サーキットである多摩川スピードウェイ。その跡地保存と日本のモータースポーツ黎明(れいめい)期の歴史的意義の研究・情報発信を目的とする任意団体である「多摩川スピードウェイの会」と、歴史遺産としての価値を認めた川崎市によって、2016年5月、今も河川敷に残るグランドスタンド跡に80周年記念プレートが設置された。(関連記事)
記念プレート除幕式の様子は『webCG』でもリポートしたが、その際に発表された多摩川スピードウェイの会と川崎市のコラボレーション企画の第1弾として実施されたのが、今回の企画展である。
会場には多摩川スピードウェイ開設前を含む当時のレース事情を伝える写真、競技規則やレースのプログラムといった資料類など、合わせておよそ50点を展示。また、レースの様子をおさめた貴重な映像も公開されている。
会期の初日である7月17日には、多摩川スピードウェイの会副会長の小林大樹氏が、展示物を紹介しながら多摩川スピードウェイと当時のモータリング事情について語るギャラリートークも実施された。
会期は7月31日までで(25日は休館)、最終日の31日には再びギャラリートークが予定されている。入場は無料。
(文=沼田 亨)