マクラーレン570Sクーペ(前編)

2016.08.04 谷口信輝の新車試乗 SUPER GTや86/BRZ Raceなど、数々のモータースポーツシーンで活躍中のレーシングドライバー谷口信輝が、本音でクルマを語り尽くす! 今回の試乗車は「マクラーレン570Sクーペ」である。570psの3.8リッターV8ツインターボユニットを搭載するマクラーレンのスーパースポーツカーに、谷口が果敢に挑む!

恐ろしいほどのトラクション性能

「ウワッ、すごい速い! まるでオートバイみたいですね!!」
マクラーレン570Sでドライの箱根を存分に攻めながら、谷口信輝の口からそんな言葉がこぼれ出てきた。

「これ、まだキャビンのなかにいるから速度感は抑えられているはずなのに、それでもオートバイ並みの速さを感じるってすごいですよね。え? これターボエンジンなの? なんかそんな感じが全然しない。音もターボぽくないし……。それにこれ、後輪駆動でしょ? それなのに、ものすごいエンジンパワーを1ミリも無駄にしないで路面に伝えている。恐ろしいくらいのトラクション性能ですね」

マクラーレンのなかでは最も低廉な価格帯(といっても「540C」の2188万円がスターティングプライス)のスポーツシリーズに属する570Sは、同社自慢のカーボンモノコックをさらに進化させたモノセルIIシャシーに最高出力570psの3.8リッターV8ツインターボエンジンを搭載し、7段DCTを介して後輪を駆動するスーパースポーツカー。1313kgという軽量ボディーのためもあって、0-100km/h加速は3.2秒、最高速度は328km/hと、谷口の指摘どおりオートバイ並みのパフォーマンスを誇る。

「もう、ゼロヨン加速みたいな走り方をすると、最初から最後までドワーッていきますよね。シフトも素早くてつながりもいい。やっぱりツインクラッチ式はいいですよね。シングルクラッチみたいに『ガチャコーン、ガチャコーン』じゃなくて、『スーッ、スーッ』ってつながっていきます。それでいながら意外と乗り心地もいいし、視界だって悪くない。特に後方の視界は、この手のスーパースポーツカーとしては相当いいんじゃないですか」

 
マクラーレン570Sクーペ(前編)の画像 拡大
 
マクラーレン570Sクーペ(前編)の画像 拡大
 
マクラーレン570Sクーペ(前編)の画像 拡大
マクラーレン570Sクーペ
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4530×2095×1202mm/ホイールベース:2670mm/車重:1313kg(乾燥重量、軽量オプション選択時)/駆動方式:MR/エンジン:3.8リッターV8 DOHC 32バルブ ツインターボ/トランスミッション:7段AT/最高出力:570ps(419kW)/7400rpm/最大トルク:61.2kgm(600Nm)/5000-6500rpm/タイヤ:(前)225/35ZR19 (後)285/35ZR20/車両本体価格:2556万円
マクラーレン570Sクーペ
	ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4530×2095×1202mm/ホイールベース:2670mm/車重:1313kg(乾燥重量、軽量オプション選択時)/駆動方式:MR/エンジン:3.8リッターV8 DOHC 32バルブ ツインターボ/トランスミッション:7段AT/最高出力:570ps(419kW)/7400rpm/最大トルク:61.2kgm(600Nm)/5000-6500rpm/タイヤ:(前)225/35ZR19 (後)285/35ZR20/車両本体価格:2556万円 拡大
あなたにおすすめの記事
関連記事
  • マクラーレン・セナ 2018.2.13 画像・写真 英マクラーレンはジュネーブショー2018で“アルティメットシリーズ”の最新作「セナ」を発表する。800psの4リッターV8ツインターボエンジン搭載。500台の限定車で、車両価格は67万5000ポンド(約1億0100万円)。その姿を画像で紹介する。
  • マクラーレン・スピードテール 2020.9.14 画像・写真 マクラーレン・オートモーティブ・アジア 日本支社が「マクラーレン・スピードテール」を日本で初披露した。マクラーレンの市販車史上最速となる403km/hの最高速度を誇るハイパーカーの詳細を写真で紹介する。
  • マクラーレン720Sスパイダー(MR/7AT)【試乗記】 2020.6.2 試乗記 50km/hまでであれば走行中でも開閉可能な電動リトラクタブルルーフを有す、マクラーレンのオープンモデル「720Sスパイダー」に試乗。720PSの大パワーとオープンエアドライブの組み合わせを、ワインディングロードで味わった。
  • ホンダ・シビックLXプロトタイプ(FF/6MT)/シビックEXプロトタイプ(FF/CVT)【試乗記】 2021.8.8 試乗記 フルモデルチェンジで11代目となった、ホンダのビッグネーム「シビック」に試乗。“爽快CIVIC”をコンセプトに掲げる新型は、素性の良さがしっかりと感じられる、洗練度の高い一台に仕上がっていた。
  • 第198回:RSのRS違い 2021.1.18 カーマニア人間国宝への道 清水草一の話題の連載。以前「モテないカー」の超新星「GRヤリス」のプロトタイプを紹介したが、今回は発売なった実車で夜の首都高に出撃した。サーキットで味わったすばらしい足は、公道では拷問レベル……ではなかった。なぜなら……。
ホームへ戻る