「キャデラックCT6/XT5」と新型「カマロ」の発売時期が明らかに
2016.08.29 自動車ニュース![]() |
ゼネラルモーターズ・ジャパンは2016年8月29日、報道関係者を対象とした懇談会を開き、キャデラックとシボレー両ブランドの、日本市場における今後の見通しについて言及した。
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■まずは2ブランド3モデルを導入
今回の懇談会は、2016年8月1日付で、同社の新社長に若松 格(ただし)氏が就任したことを機に開催されたもの。
席上、若松氏はゼネラルモーターズおよびゼネラルモーターズ・ジャパンの歴史を紹介するとともに、今後の目標として「GMの中で日本のプレゼンスを高める」「GMもまた、日本市場での存在価値を高める」という点を強調。具体的に“GMならではのよさ”を見せる術(すべ)として、まず魅力的な商品を出していくことが大事であるなどとコメントした。
2015年の日本における販売台数は、キャデラック車が837台で、シボレー車が825台。国内の正規販売拠点は現在30カ所で、その数を増やす計画はないものの、1拠点あたりの販売力を高めていく予定だという。
具体的な商品展開としては、キャデラックでは、現在ラインナップしている「ATS」「ATS-V」「CTS」「CTS-V」「エスカレード」「SRXクロスオーバー」に加えて、2016年10月にフラッグシップセダン「CT6」を導入する。パワーユニットは3.6リッターV6エンジンで、価格は998万円。メルセデス・ベンツやBMWといったドイツの高級車を選ぶユーザーがターゲットに挙げられている。
さらに2017年後半には、新型クロスオーバー「XT5」も日本での発売が予定されている。
一方「キャプティバ」と「コルベット」の2車種展開となっているシボレーは、2017年に新型「カマロ」をラインナップする予定。この中には、高効率な2リッター直4ターボモデルも含まれるという。
プラグインハイブリッド車の「Volt(ボルト)」やピュアEVの「Bolt」については、現在導入の予定はなし。また、キャプティバ以外の右ハンドル車については、グローバル化のために必要なものとして社内では検討されているものの、日本市場での扱いは未定とのことである。
(webCG 関)