フォルクスワーゲン、通信サービス「Car-Net」の普及に意欲
2016.12.20 自動車ニュース![]() |
フォルクスワーゲン グループ ジャパンは2016年12月20日、フォルクスワーゲン車用のモバイルオンラインサービス「Volkswagen Car-Net(フォルクスワーゲン カーネット)」について、報道関係者向けの説明会を開催した。
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安い給油所や駐車場の満空もわかる
Volkswagen Car-Netは、フォルクスワーゲンが普及を進めている、クルマの利便性を高めるための通信サービス。スマートフォンのアプリケーションがクルマでも使えるようになる「App-Connect(アップコネクト)」と、ドライブをより快適にする情報をオンラインで提供する「Guide&Inform(ガイドアンドインフォーム)」が2本柱で、プラグインハイブリッド車に対しては、充電や空調のリモート操作機能も用意される。
このうちApp-Connectは、現在日本で販売されているフォルクスワーゲン車の約8割が対応。2016年7月以降、フォルクスワーゲンは特にGuide&Informの普及に力を入れている。
Guide&Informは、刻々と変化するドライブ関連情報を、通信機能を介してリアルタイムで乗員に伝えられるのがメリット。具体的には、最新ニュースや天気予報、道路情報、ガソリンスタンドおよび駐車場の所在地といった情報で、これらはNAVITIMEとの連携により提供される。ガソリンスタンドをガソリン価格の安い順にリストアップしたり、駐車場の満空状況を表示したりと、詳細な情報を得られるのが強みとなっている。
カーナビゲーションの基本的な機能についても、「Google Earth」を介したリアルな地図表示ができ、さらに「Google ストリートビュー」を使って初めて訪れる場所のイメージを事前に確認できるなど、利便性が高められている。音声認識で操作できる点もセリングポイントのひとつだ。
Guide&Informの国内普及率は、現時点で約4割。フォルクスワーゲン グループ ジャパンでは、将来的には全車対応を見込んでいる。現在の搭載車種では、サービス料金は3年間無料(ポケットWi-Fiやテザリングの利用にともなう通信費はユーザー負担)となっており、以降は年間1万円強の有料サービスとして提供することを検討しているという。
(webCG)
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