BMW、通算7代目となる新型「5シリーズ」を発表
2017.01.13 自動車ニュース![]() |
BMWジャパンは2017年1月12日、新型「BMW 5シリーズ」を発表した。販売開始は同年2月11日を予定している。
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ベンチマークとしての地位を堅持
今回発表された新型5シリーズは通算で7代目に当たり、先代モデル(F10型)の登場から数えて7年ぶりのフルモデルチェンジとなる。部分自動運転を可能とした運転支援システムの採用や、同セグメントのライバル車をしのぐ燃費を実現するなど、「ベンチマークとしての地位を堅持」(BMWジャパン)したのが自慢だ。
ラインナップは全6モデルで、2017年2月の導入当初から「530i」や「540i」のほか、クリーンディーゼルエンジン搭載の「523d」や、四輪駆動モデルの「540i xDrive」を取りそろえるなど、積極的な販売攻勢に出る。これに続き、プラグインハイブリッド車の「530e」が2017年第3四半期に、ベーシックな「523i」が同年第4四半期に、それぞれ追加される予定だ。
新型5シリーズのボディーサイズは全長4945×全幅1870×全高1480mm。先代モデルと比較して、全長が30mm程度長くなるなど、わずかに大きくなった。伸びやかなエンジンフード、短いフロントオーバーハング、長く取られたホイールベース(2975mm)、ボディーサイドに走るキャラクターラインなど、外観の骨格部分は先代モデルから受け継ぎながら、新型では“キドニーグリル”とヘッドランプをつなげたり、リアコンビネーションランプをボディー側面に回り込ませたりすることで、車両の幅広さを強調した。
また、ボディーには高張力鋼板やアルミのほか、マグネシウム合金を積極的に採用することにより、先代モデルと比較して約80kgもの軽量化を実現している。そのおかげで、燃費はもちろん、ハンドリングや加速など走行性能も改善されているとうたわれる。
エンジンはすべて新世代モジュラー・エンジン・コンセプトに基づく最新型の「BMWツインパワー・ターボ・エンジン」となる。各モデルに搭載されるパワーユニットは、523iおよび530iが2リッター直4ガソリンターボ(523iが184psで、530iが252ps)、540iが3リッター直6ガソリンターボ(340ps)、523dが2リッター直4ディーゼルターボ(190ps)、530eが2リッター直4ガソリンターボ(184ps)+モーターのプラグインハイブリッドシステム(システムトータルでの最高出力は252ps)。全モデルに8段ATが組み合わされる。JC08モード燃費は530iが15.4km/リッター、540i/540i xDriveが12.5km/リッター、523dが21.5km/リッターと発表されている。
部分自動運転を可能とした革新的な運転支援システムも新型5シリーズの見どころだ。新しい機能としては、フロントウィンドウに設置されたステレオカメラが車線と前方車両を検知してステアリングに操舵力を加えることで高速走行時に車線の中央を走行しやすいようにサポートする「ステアリング&レーン・コントロール・アシスト」や、隣車線を走行する車両がこちらの車線に入ってくるなど側面衝突の危険性が高まった場合にステアリング操作に介入して衝突を回避する「アクティブ・サイド・コリジョン・プロテクション」がある。
またそれらに加え、「後車追突警告」や、横切る車両や歩行者などとの衝突の危険を検知したときに警告を発する「クロス・トラフィック・ウォーニング(フロント&リア)」なども搭載される。
ラインナップと価格は以下の通り。
- BMW 523i:599万円
- BMW 523i ラグジュアリー:745万円
- BMW 523i Mスポーツ:743万円
- BMW 523d:698万円
- BMW 523d ラグジュアリー:768万円
- BMW 523d Mスポーツ:766万円
- BMW 530i ラグジュアリー:764万円
- BMW 530i Mスポーツ:789万円
- BMW 530e ラグジュアリー:778万円
- BMW 530e Mスポーツ:803万円
- BMW 540i ラグジュアリー:972万円
- BMW 540i Mスポーツ:986万円
- BMW 540i xDrive ラグジュアリー:1003万円
- BMW 540i xDrive Mスポーツ:1017万円
(webCG)