【ジュネーブショー2017】ポルシェ、「パナメーラ スポーツツーリスモ」を発表
2017.03.06 自動車ニュース![]() |
独ポルシェは第87回ジュネーブ国際モーターショー(開催期間:2017年3月7日~19日)で、「パナメーラ」のワゴンバリエーションである「パナメーラ スポーツツーリスモ」を世界初公開する。
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■パワーユニットは5種類で全グレードが4WDに
その車名が示すとおり、パナメーラ スポーツツーリスモはセダンの「パナメーラ」をベースとしている。ボディーサイズは全長5049×全高1428×全幅1937mmで、ホイールベースは2950mm。Bピラーより後ろは独自のデザインとなっており、細長いサイドウィンドウグラフィックと後方に延長されたルーフラインがパナメーラに新しいシルエットを与えている。
ルーフの後端には可動式スポイラーが装着されている。スポイラーの角度は走行条件や車両設定に応じて3段階に変化し、後輪に最大で50kgのダウンフォースを与えるようになっている。
具体的には、170km/h以下では空気抵抗を抑えて燃費を最適化するポジション(-7度)へ、170km/h以上では走行安定性と横方向のダイナミクスを高める“パフォーマンスポジション”(+1度)へセットされる。スポーツ/スポーツプラスモードを選択しても、90km/h超で同様にパフォーマンスポジションに移動する。また、90km/h以上でパノラミックスライディングルーフを開くと、+26度の位置で固定され、風切り音を低減するようになっている。
スポーツツーリスモの見どころであるラゲッジコンパートメントの容量は、セダンより20リッター大きい520リッター。リアシートの背もたれには40:20:40分割の可倒機構が備わり、最大で1390リッターまで拡張できる(「パナメーラ4 E-ハイブリッド スポーツツーリスモ」は425~1295リッター)。テールゲートには電動開閉機構が標準で備わる。
後席はパナメーラとしては初の3座となり、ポルシェは自身は“2+1”レイアウトをうたう。スポーツツーリスモならではの高いルーフラインのおかげで後席の乗降性は改善されており、同時により広いヘッドルームも確保されているという。
メカニズムの面では、セダンモデルと同等の内容を備えている。デジタル式ポルシェ・アドバンストコックピットや先進的なアシスタンスシステムのポルシェ・イノドライブ(アダプティブクルーズコントロールを含む)のほか、リアアクスルステア、ロール抑制システムのポルシェ・ダイナミックシャシー・コントロール・スポーツ(PDCCスポーツ)などが備わる。また、電子制御マルチプレートクラッチを備えたアクティブ4WDシステムのポルシェ・トラクション・マネージメントシステム(PTM)と、3チャンバーテクノロジーによるアダプティブエアサスペンションも標準装備となる。
パワーユニットもセダンモデルと同様に5種類が設定される。ドイツ国内の価格は9万7557~15万8604ユーロ(約1180~1900万円。付加価値税込み。1ユーロ=121円で計算)。欧州市場では2017年10月7日に発売される予定。
(webCG)
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