スマートBRABUSフォーツー エクスクルーシブ リミテッド(後編)
2017.05.11 谷口信輝の新車試乗 SUPER GTや86/BRZ Raceで活躍中のレーシングドライバー谷口信輝が、本音でクルマを語り尽くす! 今回も引き続き「スマートBRABUS フォーツー エクスクルーシブ リミテッド」に試乗する。フォーツーのかわいらしい走りにぞっこんの谷口。ずばり、同車の魅力とはなんなのか。じっくり語ってもらうことにしよう。物欲を刺激するなにかがある
どうやらスマートBRABUSフォーツーにぞっこんの谷口信輝。どこがどう気に入ったのか? 前編ではドライブフィーリングの視点からスマートを観察してきたが、もうちょっと違う立ち位置からこのクルマの魅力を語ってもらうことにしよう。
「インテリアのデザインとかもかわいいよね。特にここ、このエアコンの温度調節のところがかわいい。これはツマミを左右にスライドさせて温度調整をするんだけれど、その中央部分に穴が開いていて、ツマミの下に書いてある温度の数字がこの穴から見えるようになっている。シンプルなデザインだけど、とってもかわいいですね」
「あと、このシートのレザーとステッチの組み合わせもかっこいい。でも、こういう格好のいいところと、さっきみたいにかわいいところが混じっていて、『格好よくしたいのかかわいくしたいのか、どっちやねん!』ってちょっと突っ込みたくなりますね。まあ、そんなところがまたアンバランスで楽しいわけですが……」
「ところでこのクルマ、荷物はどこに積むんですか?」という問いかけに、「フロントフードの下は冷却系などが場所を占めていて荷物は積めない。ラゲッジルームは、普通のハッチバックと同じようにキャビンの後方にある」と答えると、谷口は素直にその言葉に従ってテールゲートを開けた。「お、広いじゃないですか。これだけスペースあったら十分ですね」
うーん、やっぱり谷口はスマートに大満足のようだ。
「いやいや、前編でも言いましたが、決してなにからなにまでいいクルマじゃないですよ。でもね、僕の物欲を激しく刺激するなにかが、このクルマにはある。それは、かわいらしい外観もあるし、よくハンドルが切れるところもいいんだけど、そのいっぽうで、コーナリング性能は決して高くないし、最近のクルマだったらどれにでもついているような快適装備のなかには、このクルマについていないものもある。人だって2人しか乗れないし、ラゲッジルームだって、僕は十分と思ったけれど、いわゆる普通のクルマに比べたら広くない。つまり、このクルマにも欠けているところはたくさんあるんです」
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