ホンダN-BOXカスタムG EXターボHonda SENSING(後編)
2017.11.09 谷口信輝の新車試乗 レーシングドライバーの谷口信輝が歯に衣を着せず、本音でクルマを語り尽くす! 今回も引き続き「ホンダN-BOXカスタムG EXターボHonda SENSING」に試乗する。今の日本のモータリゼーションの、ひとつの象徴ともいえるN-BOX。それがある生活は、谷口的にはアリかナシか?この細いAピラーは絶賛モノだ!
当連載で初めての軽自動車、ホンダN-BOXカスタムG EXターボの室内をチェックする谷口。その評価はどうなのだろうか。後席の高い居住性と、570mmものスライド幅を誇るスーパースライドシートに対する関心の高さから察するに、決して悪くはなさそうだ。
続いて谷口は運転席に着いて、インパネまわりを一通りチェックした後、「あれは、何ですか」と、助手席Aピラーの根元に据え付けられた小さなミラーを指さした。車両の左側直下を映すサイドビューサポートミラーのことだ。旧型N-BOXにも付いていた装備だが、より見やすいように改良が加えられている。こんな小さな工夫すら、新型ではしっかり進化しているのだ。そして谷口は、新型N-BOXの、とりわけ細くしつらえられたAピラーを指して絶賛した。
「Aピラーは自動車というものができて以来、ドライバーの視界を常に遮り続けてきたわけです。でも、この細いAピラーは素晴らしい。前方視界がものすごくいい」
N-BOXに対する谷口の評価は、ここでまた1段階、いや2段階上がったように感じられた。
しかしである、しばしの試乗を終えて戻ってきた谷口の表情に、さっきとは打って変わって厳しいものがあったのを、筆者は見逃さなかった。
「このクルマの一般的な使い方を考えたら、箱根のワインディングロードで試乗するのがいいかどうか、そこは議論があると思いますよ。でもね、それにしたって、このハンドリングに太鼓判は押せないなあ。僕としては」
谷口は、一体なにを訴えているのだろうか。
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