日産が欧州で新型「ジューク」を発表 拡大したボディーに1リッター直3ターボエンジンを搭載
2019.09.04 自動車ニュース![]() |
日産自動車は2019年9月4日、ロンドン、パリ、ミラノ、バルセロナ、ケルンの5つの都市で同時に新型「ジューク」を発表した。2010年2月にフランスで発表された初代モデルの登場から9年で初の全面改良となる。
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欧州での発売が先行した初代ジュークは、これまでに約100万台が販売されたコンパクトSUV。2代目のクーペを思わせるスポーティーなフォルムはキープコンセプトといえるものだが、特徴的な丸型のLEDヘッドランプに加え、VモーショングリルとY字型のシグネチャーを組み合わせた新しいフロントデザインが採用されている。
ボディーは全体的に拡大され、全長×全幅×全高=4210×1800×1595mmとなり、室内空間をより広く快適なものとしながら、同時に23kgの軽量化も実現。高張力鋼板の採用などによりプラットフォームの剛性をアップし、ジュークならではのスポーティーさと俊敏さにさらに磨きをかけ、より優れた走行性能を提供すると日産はアナウンスしている。
エンジンは最高出力117PSの1リッター3気筒直噴ターボエンジンを搭載。6段MTと7段DCTが組み合わされる。7段DCTにはシフトパドルとドライブモードセレクター(エコ/スタンダード/スポーツ)が装備されている。
インテリアでは、ソフトパッドを用いたダッシュボードやドアトリム、アルカンターラやレザーがオプション設定されたシートが採用されている。後席のニースペースは58mm、ヘッドルームは11mm拡大。さらに荷室の容量は約20%アップの422リッターとなり、実用性を向上させている。
先進技術の積極的な採用も新型ジュークのセリングポイントのひとつで、日産が導入を進めている運転支援システム「プロパイロット」や、歩行者や自転車を認識する「インテリジェントエマージェンシーブレーキ」、道路標識を認識して車速を調整する「インテリジェントスピードアシスト」、車線逸脱を防止する「インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)」、「RCTA(後退時車両検知警報)」や「BSW(後側方車両検知警報)」など多くの安全技術が同車に採用されている。
さらに、「Apple CarPlay」や「Android Auto」が操作可能な最新のインフォテインメントシステム「NissanConnect」を搭載。スマートフォンを使って離れた場所からクルマのドアロック状態の確認やドアのロック/アンロックのほか、タイヤの空気圧やエンジンオイルのレベルなどクルマのメンテナンス状況確認できる「NissanConnect Services」アプリにも対応している。
欧州向けの新型ジュークは、英国サンダーランド工場で生産され、欧州市場において11月末からデリバリーを行う予定だという。
日本導入に関する情報は、現時点では発表されていない。
(webCG)