東京モーターショー2019

メルセデスが燃料電池プラグインハイブリッド車「GLC F-CELL」を2020年中ごろに発売【東京モーターショー2019】

2019.10.23 自動車ニュース
メルセデス・ベンツGLC F-CELL
メルセデス・ベンツGLC F-CELL拡大

メルセデス・ベンツ日本は2019年10月23日、東京モーターショー2019の会場において、燃料電池プラグインハイブリッド車「GLC F-CELL」を披露した。国内では、2020年中ごろの発売を予定している。

 
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2018年秋に量産が開始されたGLC F-CELLが、日本に上陸した。SUVの「GLC」をベースに開発された、充電可能な燃料電池車である。エクステリアはGLCに準ずるが、専用デザインのフロントバンパーをはじめ、エコロジーなEQブランドを象徴するブルーのアクセントをフロントグリル、サイドスカート、リアバンパーに採用。さらに、ボディーサイドにはブルーの「F-CELL」デカールが添えられ、電気自動車「EQC」にも見られる空気抵抗を抑えた20インチアルミホイールが装着される。

パワーユニットは、最高出力200PS、最大トルク350N・mを発生する駆動用モーター。エネルギーとなる電気は、水素を使った燃料電池による発電のほか、6kWまでの200V普通充電や回生ブレーキからの電気を蓄える13.5kWhのリチウムイオンバッテリーから供給される。水素はリアシート下部とセンタートンネル部に合計約4.4kg分を貯蔵することができ、水素のみでの航続距離は336km(WLTCモード・欧州値)と公表される。水素の補給時間はわずか3分で、ガソリン車の給油時間と同程度という。

ドライバーは「ドライブモード」と「システムモード」、2種類の制御が可能だ。ドライブモードは、他のメルセデス・ベンツ車と同様に車両の走行特性を変化させるもので、「コンフォート」「エコ」「スポーツ」の3種類が設定される。一方のシステムモードは走行中の燃料電池と高電圧バッテリーの連携を調節するもので、両方をうまく使い分ける「ハイブリッド」、水素のみで走行しながら、駆動バッテリーの充電を行う「F-CELL」、単距離に限定されるものの高電圧バッテリーだけを使って走行する「バッテリー」、高電圧バッテリーの充電を優先して行う「チャージ」の計4つが選択できる。

ハイブリッドシステムを活用することで、航続距離が延長できるだけでなく、加速の最初期は高電圧バッテリーの電気を使用し、その後は主に燃料電池で発電した電気を使用するなど、エネルギー効率のうえで理想的な走行が可能。日常の単距離移動ではEV走行ができるなど、燃料電池車としての実用性が追求されている。

GLC F-CELLの価格は1050万円。販売地域は欧州と日本に限定され、日本仕様車は右ハンドルのみとなる。ただし、販売方法については原則、4年後に車両を返却する義務のある“クローズエンドリース契約”が予定されている。納車の開始時期は、2020年の中ごろになる見込み。

(文=大音安弘)

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