BMWが「X5」のプラグインハイブリッド車とハイパフォーマンスモデルを追加導入
2019.12.16 自動車ニュース![]() |
BMWジャパンは2019年12月13日、SUV「BMW X5」にプラグインハイブリッドモデル(PHV)「xDrive45e」および「xDrive45e Mスポーツ」と、ハイパフォーマンスモデル「M50i」を追加設定し、同日、販売を開始した。
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今回新たにラインナップされたX5 xDrive45eは、BMWのSUVモデルの中で、現時点で唯一となるPHVである。先代モデルが直4エンジンを搭載していたのに対して、新型は最新世代の直6エンジンを搭載し、システムトータル最高出力394PSを実現。バッテリー容量は先代モデルの26Ahから68Ahへと増加し、総電力量は24kWhとなる。一充電あたりのEV走行距離は先代比で49.2km増の約80kmを達成している。
X5 xDrive45eには、「スポーツ」「ハイブリッド」「エレクトリック」「アダプティブ」という4つの設定からなるドライビングモードが用意されている。それらはドライバーが任意に選択でき、エレクトリックモードでは最高速140km/hまでの範囲でEV走行ができる。センターコンソールにはバッテリーコントロールスイッチが設置され、バッテリー充電を行いたい場合には、スイッチひとつで設定した充電量に達するまでエンジンの駆動のみで走行することも可能となっている。
X5 M50iは最高出力530PS、最大トルク750N・mの4.4リッターV8ツインターボエンジンを搭載し、0-100km/h加速タイム4.3秒という実力を有す。新型BMW X5の中でも最も高い走行性能を誇るモデルとなっている。四輪駆動システムに加え、「Mディファレンシャル」やエアサスペンションなどの採用により、悪路でも安定したコントロールとスポーティーな走りを実現するという。Mパフォーマンスモデル専用色となる「セリウムグレー」がキドニーグリルやエアインテーク、エアブリーザー、ミラーキャップに採用され、標準モデルとの差異化が行われている。
両モデルには、BMWが国内認可取得モデルとして初めて導入した「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」が搭載される。同システムは高速道路での渋滞時、ドライバーが絶えず前方に注意するとともに、周囲の道路交通や車両の状況に応じ直ちにハンドルを確実に操作することができる状態において、ステアリングホイールから手を放しての走行を可能とするもの。BMWは、ドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システムであるとアナウンスしている。
価格は下記の通り。
- X5 xDrive45e:1028万円
- X5 xDrive45e Mスポーツ:1118万円
- X5 M50i:1354万円
(webCG)