ランボルギーニが「ウラカンEVO RWD」を発表 操る楽しさを追求した後輪駆動モデル

2020.01.06 自動車ニュース webCG 編集部
ランボルギーニ・ウラカンEVO RWD
ランボルギーニ・ウラカンEVO RWD拡大

伊ランボルギーニは2020年1月4日(現地時間)、ミドシップスポーツカー「ウラカン」シリーズの新たな後輪駆動モデル「ウラカンEVO RWD」を発表した。

 
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ランボルギーニが「ウラカンEVO RWD」を発表 操る楽しさを追求した後輪駆動モデルの画像拡大
「ウラカンEVO RWD」(右)と「ウラカンEVO」(左)。
「ウラカンEVO RWD」(右)と「ウラカンEVO」(左)。拡大

ウラカンを含め、ランボルギーニの現行モデルでは基本的に駆動方式は4WDとなっているが、同車ではこれを省くことで車両重量を1389kg(乾燥重量)に軽減。5.2リッターV10エンジンについては、最高出力が610PS、最大トルクが560N・mに抑えられているが、それでもパワーウェイトレシオは2.28kg/PSとなっており、0-100km/h加速が3.3秒、最高速が325km/hという動力性能を実現している。同時に、RWDならではの挙動変化や40:60の前後重量配分などにより、「ピュアなドライビングを楽しむ」ためのクルマにも仕上がっているという。

モード切り替え機構付きのトラクションコントロールシステム「P-TCS」もRWD専用に調整されており、「STRADA」モードではグリップの低い路面でシステムが先を見越してトルクを管理。「SPORT」モードではドリフト走行を楽しめるよう適度な後輪の横滑りは許容しつつ、急激なオーバーステアを検知すると駆動トルクを抑制し、車両の挙動を安定させる。

また「CORSA」の場合はコーナー出口で最適なトラクションを得られるよう、後輪のスリップを調整。同システムによるトラクション制御は、過去にラインナップされていた後輪駆動モデル「ウラカンRWD」より30%スムーズになり、コーナー出口でのトラクションは20%、オーバーステア時には30%向上しているという。

このほかにも、ランボルギーニ・ダイナミック・ステアリングも最適なフィードバックを得られるよう専用にチューニング。後輪操舵機構を備えるなど、走りに関する装備類も充実している。

エクステリアデザインも4WDモデルとは一部が異なり、フロントにはより大型のエアインテークと専用形状のフロントスプリッター、垂直フィンを採用。リアに備わるディフューザーもRWD専用のものとなっている。

日本での価格は2653万9635円。納車については2020年春以降となる予定。

(webCG)

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