ランボルギーニ・ウラカンEVOスパイダー(前編)

2020.01.23 谷口信輝の新車試乗 谷口 信輝 谷口信輝が今回ステアリングを握るのは、イタリアンスーパーカー「ランボルギーニ・ウラカン」のオープントップモデル。より高性能化し“EVO”の焼き印が押された猛牛は、どんなパフォーマンスを見せるのか?
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昔のランボとは大違い

「フワワァァン!」

マルチシリンダーの自然吸気エンジンらしい快音を響かせながら、「ランボルギーニ・ウラカンEVOスパイダー」に乗る谷口信輝はわれわれが待つ駐車スペースに滑り込んできた。

「よいっしょっと」

長身を折り畳むようにしてコックピットから降り立った谷口は、開口一番にこう言った。
「いやあ、本当にいいエンジンサウンドですね。これを聞いたらドライバーはやる気にさせられるし、そういうところを楽しむために生まれたクルマといっても間違いじゃないような気がします」

真冬の箱根には珍しく、気温が16度まで上がったせいもあって谷口はウラカンをオープンにして試乗していたので、なおさらエンジンサウンドが印象に残ったのだろう。
「スポルトモードやコルサモードで『パラパラパラ』って音がするのもいいですよね。エンジンのパワー感とか加速感に関する刺激は、本当にサイコー! もう、ただのランボルギーニじゃなくて“ッルルルルランボルギーニ”ってものすごい巻き舌で言いたくなっちゃうくらい、乗っていて楽しいクルマです」

ただし、冷静に聞いてみればそういった刺激面だけでなく、クルマとしての完成度も高いと谷口は評価する。
「ウラカン、ずいぶん乗り心地がよくなりましたね。あとリアのトラクションも素晴らしい。昔の、とにかく運転しづらかった頃のランボルギーニとは大違いです」

 
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