ポルシェ911カレラ(前編)

2020.05.14 谷口信輝の新車試乗 新型「ポルシェ911カレラ」にレーシングドライバー谷口信輝が試乗。ワインディングロードを駆け抜けて得た、“ベーシックな911”ならではのドライビングプレジャーについて熱く語る。

ベーシックとはいうけれど

ポルシェ911が7度目のフルモデルチェンジを受けてタイプ992に生まれ変わったのは2018年のこと。このときは最高出力450PSの新型「911カレラS」「911カレラ4S」がまずデビューし、翌年には日本上陸も果たした。

それから1年弱、今度は最高出力385PSのベーシックモデル、911カレラが日本にやってきた。俗に“素のカレラ”と呼ばれる911カレラである。われらが谷口信輝がタイプ992に試乗するのは今回が初めて。さて、素のカレラに対して谷口はどんな評価を下すのか? いつものワインディングロードで試乗を終えたばかりのところを直撃した。
「いいクルマですねえ」

谷口はほとほと感心したという口調でそう語った。
「これがベーシックモデルということは、まだこの上があるんですよね?」

そのとおり。すでにカレラSが登場していて、追って「ターボ」や「ターボS」、そして「カレラGTS」「GT3」「GT3 RS」……が追加されるのはいわば既定路線。いずれにせよ、カレラの上位機種が次々と投入されることは明らかだ。
「でもね、これでいいと思うんですよ。というか、これがいいと思うんです」

911カレラのどんなところが谷口の心を捉えたのか。もう少し詳しく語ってもらうことにしよう。
「運動性能は高い。このままでもすごく高いと思います。おそらく、これ以上の運動性能があっても公道では扱いきれないでしょう。いや、このカレラだって少し持て余し気味なんだから」

 
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