新型「ルノー・ルーテシア」が上陸 最新の運転支援システムを搭載
2020.10.15 自動車ニュース![]() |
ルノー・ジャポンは2020年10月15日、コンパクトカー「ルーテシア」の新型を発表し、同年11月6日に販売を開始すると発表した。
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新開発の「CMF-B」プラットフォームを採用
ルノー・ルーテシアは、欧州Bセグメント市場でナンバーワンの販売台数を誇るモデル。初代のデビューは1990年で、4代目までで合計1500万台を販売したという。今回日本に導入されるのは5代目にあたり、2019年の東京モーターショーで実車が初公開された。当初は「2020年前半に国内導入」とのアナウンスであったが、スケジュールが10月にずれ込んだ。
エクステリアデザインは正常進化といえるもので、従来型のイメージを踏襲しているが、フロントフェイスは最新世代のルノー各車と共通するイメージに仕上げられている。いっぽうその中身は刷新されており、基本骨格となる「CMF-B」は、ルノー・日産・三菱が今後リリースするコンパクトカーに共通で使用される予定の新開発プラットフォーム。CMF-Bはルノー主導で設計・開発がなされている。
ボディーサイズは全長×全幅×全高=4075×1725×1470mm、ホイールベースは2585mmとなり、先代モデルと大きく変わらない。参考までに先代モデルの「インテンス」グレードでは、ボディーサイズが全長×全幅×全高=4095×1750×1445mm、ホイールベースが2600mmという数値であった。
インテリアにおいては、波のような曲線と水平基調の造形を取り入れたダッシュボードデザインが特徴で、ダッシュボードやドアパネル、センターコンソールの側面まで、乗員が触れるところには高品質なソフト素材を採用。フロントシートはデザインが変更され、包み込むような形状でサポート性を向上しているという。
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充実の先進安全運転支援システム
インストゥルメントパネルは、従来のアナログ方式から7インチデジタルディスプレイに変更された。センターコンソールには、マルチメディア「EASY LINK(イージーリンク)」のタッチスクリーン式7インチディスプレイを配置。「Apple CarPlay」や「Android Auto」をはじめとする各種インフォテインメントシステムのほか、「ルノー・マルチセンス」のコントロールパネルとしても機能する。ルノー・マルチセンスは、運転モードや照明などのカスタマイズが行え、エンジンの出力特性や7段ATの変速特性、パワステのアシスト力といった各種設定が変更できる。
日本導入モデルのパワートレインは、最高出力131PSを発生する新開発の1.3リッター直4ターボと7段DCT「7EDC」で、前輪駆動モデルのみのラインナップとなる。燃費は17.0km/リッター(WLTCモード)と発表されている。
先進安全運転支援システム(ADAS)の充実も新型ルーテシアの特徴。ハイウェイ&トラフィックジャムアシストやストップ&ゴー機能付きアダプティブクルーズコントロール(ACC)、レーンセンタリングアシスト(車線中央維持支援)、360°カメラ、オートハイ/ロービームなどに加え、予防安全機能として歩行者・自転車検知機能付きアクティブエマージェンシーブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)やブラインドスポットワーニング(後側方車両検知警報)、レーンデパーチャーワーニング(車線逸脱警報)、トラフィックサインレコグニション(交通標識認識)など、最新レベルの機能が盛り込まれている。
ラインナップと価格は以下の通り。
- ルーテシア ゼン:236万9000円(受注生産)
- ルーテシア インテンス:256万9000円
- ルーテシア インテンス テックパック:276万9000円
ボディーカラーはルージュフラムメタリック、オランジュバレンシアメタリック、ブルーセラドンメタリック、ブラングラシエ、ブルーアイロンメタリック、ノワールエトワールメタリックの全6色の設定。
(webCG)
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