モト・グッツィが新型「V7」を発表 よりパワフルな850ccの新エンジンを搭載

2020.12.15 自動車ニュース webCG 編集部
モト・グッツィV7スペシャル
モト・グッツィV7スペシャル拡大

伊モト・グッツィは2020年12月15日、850ccのエンジンを搭載した新型「V7」を発表した。

 
モト・グッツィが新型「V7」を発表 よりパワフルな850ccの新エンジンを搭載の画像拡大
 
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V7ストーン
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従来モデルから25%も出力が向上

モト・グッツィV7は、カウルのないネイキッドスタイルの車体にV型2気筒エンジンを縦置きに搭載した、クラシックなデザインのモーターサイクルである。その車名は、50年以上前に登場した同名のモデルにあやかったもので、2007年にはそのリバイバル版である現行型V7が登場。以来、「V7 II」「V7 III」と進化してきたが、今回のモデルチェンジを機に、ローマ数字によるナンバリングのない「V7」へと車名が戻された。

新型V7最大の特徴は、アドベンチャーモデル「V85TT」のものをベースに開発された新しいV型2気筒エンジンである。排気量は従来モデルより100ccほど拡大しており、これに伴い最高出力は52HP/6200rpmから65HP/6800rpmへ、最大トルクは60N・m/4250rpmから73N・m/5000rpmへと大幅に増強。3000rpmで最大トルクの80%(48N・m)以上を発生するという、力強いエンジン特性も特徴として挙げられている。

車体にも手を加えており、フレームはステアリングヘッドまわりに補強を追加。快適性を向上させるべく、新仕様のショックアブソーバーや新形状のシート、新しいフットペグサポートなどを採用している。

力強さを増したスタイリングにも注目

より大型のエンジンの搭載は、デザインにも影響を与えており、サイズの大きくなったエキゾーストシステムや、同じく大型化されたファイナルドライブギアボックス、よりワイドなリアタイヤ、「より頼もしくなった」(プレスリリースより)KYB製リアショックアブソーバーなどにより、リアビューは一段と力強くなった。同時に、スタイリッシュなサイドパネルや短くなったマッドガードも、デザイン面における新型V7の特徴として挙げられている。

ラインナップは、シンプルで力強いスタイリングの「V7ストーン」と、よりクラシックなスタイリングの「V7スペシャル」の2種類で、前者には“モト・グッツィイーグル”(ワシの翼を模したモト・グッツィのアイコン)形状のデイタイムランニングランプを含むフルLEDのヘッドランプや、デジタル式のシングルメーター、アルミニウム製のキャストホイール、より幅広な150/70サイズのリアタイヤなどを採用。一方V7スペシャルには、速度計とエンジン回転計からなるクラシックな2眼のアナログメーターや、スポークホイールを装備している。

カラーリングは、V7ストーンがブルー、ブラック、オレンジ(いずれもサテン仕上げ)の全3色。V7スペシャルがブルーとグレーの全2色となっている。

日本への導入時期や日本仕様の価格については、後日発表されるという。

(webCG)

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