EV走行距離は46.8km 「メルセデス・ベンツGLC」にプラグインハイブリッド車が登場
2021.01.07 自動車ニュースメルセデス・ベンツ日本は2021年1月7日、SUV「GLC」にプラグインハイブリッド車(PHEV)の「GLC350e 4MATIC」を設定し、受注を開始した。納車については同年4月以降を予定している。
電動パワートレインの性能を大幅にアップ
GLC350e 4MATICは、最高出力211PS、最大トルク350N・mを発生する2リッターガソリンターボエンジンに、走行用のモーターと大容量リチウムイオンバッテリー、外部からの充電機構を組み合わせたPHEVである。
マイナーチェンジ前のモデルにも同様のグレードは存在したが、今回の新型では、バッテリーの容量を8.31kWhから13.5kWhにアップ。電気のみでの走行可能距離が30.1kmから46.8km(等価EVレンジ<EV走行換算距離>)に伸びているほか、130km/hまでの車速でのEV走行を可能にした。またパワートレイン全体を見ても、システム最高出力が320PS(235kW)に、同最大トルクが700N・mに向上している。
また、より効率的な運転をアシストするため、アクセルペダルには「プレッシャポイント機能」を採用。EV走行モードの際、これ以上アクセルを踏むとエンジンも使用しなければならなくなるというポイントを、アクセルペダルの抵抗によってドライバーに知らせ、無駄なエネルギーの消費を抑えるドライビングを支援するとしている。
価格は899万円。
またメルセデス・ベンツ日本では、GLC350e 4MATICの購入者に対し、6.0kW(30A)対応の交流普通充電器本体の無償提供や、同設備の設置にかかる費用の10万円サポートなどを実施。充電サービス「Mercedes me Charge」に普通充電器が定額で利用できる「Mercedes me Charge AC」を導入するなど、電動車を購入・所有するオーナーへのサポートの充実を図っている。
(webCG)
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