フォルクスワーゲンがカーボンニュートラルなモビリティーのロードマップを提示

2021.04.30 自動車ニュース

独フォルクスワーゲンは2021年4月29日(現地時間)、「Way to Zero Convention」と称するイベントを開催し、同社ならびにその製品を脱炭素化する計画の詳細を発表した。

フォルクスワーゲンは遅くとも2050年までに完全なカーボンニュートラル企業になることを目指している。その新たな中間目標として2030年までにヨーロッパで車両1台あたりのCO2排出量を40%削減することを掲げた。これによって平均的なフォルクスワーゲン車1台あたりのCO2排出量が約17t削減されるという。eモビリティーへの移行を加速させ、サプライチェーンを含めた電気自動車の生産とその後の利用段階を完全にカーボンニュートラルにするほか、使用済みの電気自動車から高電圧バッテリーを回収し、リサイクルを徹底する。

カーボンニュートラルなeモビリティーの実現に向けてフォルクスワーゲンは自動車メーカーとして初めて再生可能エネルギーの大規模な拡大を直接的に支援し、2025年までにヨーロッパの複数の地域に新たな風力発電所と太陽光発電所を建設する見込みだ。すでにドイツの電力会社であるRWEとの契約により、2021年末までに約42万個のソーラーモジュールを備えた新たな太陽光発電所がドイツ北東部のトラム・ゲーテンに完成予定であり、すべてのプロジェクトを合わせると2025年までに約7TWh(テラワットアワー)のグリーン電力を新たに生み出せるという。

すでにツヴィッカウにある電気自動車工場をはじめとした欧州の完成車組立工場では再生可能エネルギー由来の電力を使用しているが、2030年以降はこの取り組みを中国以外のすべての工場に拡大。サプライチェーンにも電力のグリーン化を推進するという。

さらに電気自動車「ID.」シリーズには持続可能なコンポーネントの採用を拡大。グリーンアルミを使ったバッテリーハウジングや低エミッションタイヤの導入を進め、10以上のコンポーネントを切り替えることで1台あたり約2tのCO2排出量排出量削減が見込めるという。

今回、フォルクスワーゲンが掲げたカーボンニュートラル戦略の中心的な要素は電動化攻勢の加速だ。2030年までに欧州地域における販売台数の少なくとも70%(約100万台)を電気自動車にすることを目標にしており、北米および中国でも50%を目指す。そのため毎年1台以上の新しい電気自動車をリリースしていくという。

(webCG)
 

「Way to Zero Convention」で講演するフォルクスワーゲンのラルフ・ブラントシュテッター ブランドCEO。
「Way to Zero Convention」で講演するフォルクスワーゲンのラルフ・ブラントシュテッター ブランドCEO。拡大

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