ボルボのクロスオーバー型電気自動車「C40リチャージ」上陸
2021.11.18 自動車ニュース![]() |
ボルボ・カー・ジャパンは2021年11月18日、電気自動車(EV)のクロスオーバーモデル「C40リチャージ」の国内導入を発表した。
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個性的な意匠もポイント
C40リチャージは、ボルボブランド初となるEV専用モデル。「2030年には販売するすべての車両をEVにする」というボルボ・カーズのコミットメント実現に向けて開発された、新型のクロスオーバーである。
クーペライクなルーフラインが特徴的な外観は、よりボクシーな既存モデル「XC40」との類似性もみられる。ボディーサイズ(シャークフィンアンテナを含む欧州仕様車の値)は全長×全幅×全高=4440×1873×1591mm、ホイールベース=2702mm。EVであることを象徴するグリルレスのフロントまわりや、稲妻形のリアコンビランプ、コンセプトカー「360c」に由来するというタービン型のホイールなども特徴となっている。
一方インテリアは、XC40のデザインを踏襲しつつも、スカンジナビアの西海岸の風景から着想を得たという「フィヨルド・ブルー」のカーペットや、スウェーデン国内にある山岳風景をイメージしたとされる半透明のパネル類など、独自のカラーやデコレーションを採用。ボルボとして初めて、完全なレザーフリー(本革不使用)インテリアを実現しているのもポイントである。GoogleマップやGoogleアシスタントが利用可能な、Googleと共同開発した新しいインフォテインメントシステムが搭載されるのもトピックのひとつだ。
荷室については、フロントのボンネット下に31リッター、リアに413リッター(5人乗車時)の容量が確保されている。
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オーダーはオンラインのみ
C40リチャージは、前後の車軸に各1基のモーターが搭載される4WD車で、システム最高出力408PS、システム最大トルク660N・mを発生する。0-100km/hの加速タイムは4.7秒で、最高速は180km/hと公表される。
駆動用リチウムイオンバッテリーの総電力量は78kWhで、一充電あたりの航続可能距離はWLTPモード値で最長444km、国土交通省申請予定のWLTCモード値で約485km。普通充電と急速充電に対応しており、空の状態から11kWの普通充電では約8時間、6kWの普通充電では約13時間で満充電に。150kWの急速充電を利用した場合、約40分で80%までの充電が可能になる。
またボルボの新型EVにふさわしく、前後方向の衝突回避・被害軽減ブレーキシステムや全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール、ステアリングアシスト付きブラインドスポットインフォメーションシステム)、オンカミングレーンミティゲーション(対向車線衝突回避支援機能)など、さまざまな安全装備や運転支援機能が標準装備される。
ボルボC40リチャージは「C40リチャージ ツイン」のグレード名で扱われ、国内価格は719万円。まずは100台がサブスクリプションプログラム向けに供給され、2021年11月18日~30日の期間限定で同プログラムの抽選受け付けが行われる。
その後、2022年1月開設予定のウェブサイトを通じて、サブスクリプション以外のファイナンスプログラムを含めたオンライン販売が始まる見込みだ。
(webCG)