「マツダミュージアム」がリニューアルオープン 新たにオンラインミュージアムも開設
2022.04.21 自動車ニュース![]() |
マツダは2022年4月21日、自社の歴史やクルマづくりへの取り組みを紹介する展示施設「マツダミュージアム」を全面リニューアルし、同年5月23日に一般公開すると発表した。来館の受け付け開始は、同年5月16日を予定している。
未来へのビジョンを示す展示ゾーンを新設
マツダミュージアムは、マツダ広島本社の敷地内に開設された企業博物館である。1994年のオープン以来、年間で平均約7万人、累計で約176万人が来館しているという。今回の改修はマツダの創業100周年に合わせて計画されたもので、新型コロナ感染症の影響による遅延を経てリニューアルオープンすることとなった。
リニューアルに際しては、「お客さまや地域の皆さまにより親しんでいただくこと」「ブランド発信拠点としての機能を強化すること」を目的とし、空間デザインや展示内容を刷新。全体のデザインをマツダ最新のブランドコンセプトで統一するとともに、展示ゾーンに応じて異なる演出を行うことにより、マツダがクルマに込めた思いや未来へのビジョンを、ストーリー性をもって体感できる展示を目指したという。
館内はテーマや展示車両の年代に応じて10のエリアに分けられており、マツダの歴史や今日の取り組みを紹介するゾーンに加え、未来をテーマに「次の100年に向けたマツダのビジョン」を紹介するゾーンを新設。またリニューアル前からの特徴でもある、実際の工場内を通る生産ラインの見学コースも設けられている。
またオンラインを活用した新しい施策も取り入れており、公式ウェブサイトには、ドローンで撮影した臨場感ある映像で館内を紹介する「オンラインマツダミュージアム」や、自動車産業やクルマづくりについて分かりやすく説明する「マツダキッズチャンネル」などのコンテンツを用意。オンライン授業の実施など、地域との交流や教育支援にも積極的に取り組んでいくとしている。
営業日や利用方法などはこれまでと同様で、入館料は無料。休館日は土曜・日曜・同社の休業日(祝日や年末年始、夏季休暇の期間中など)。見学の受け付けはインターネットでの完全予約制となっている。
(webCG)