マニアックなラジコンカー「ミニッツ ネオクラシックレーサー」発売

2022.04.29 自動車ニュース 宮崎 正行
ミニッツ ネオクラシックレーサー
ミニッツ ネオクラシックレーサー拡大

ホンダアクセスは2022年4月29日、京商とコラボしたラジオコントロールカー(以下、ラジコンカー)のキット「MINI-Z(ミニッツ)AWD レディセット ネオクラシックレーサー」を発売した。

クルマ好きならグッとくる、国内外のさまざまなモデルをラジコン化しているミニッツシリーズ。今回、ホンダアクセスの働きかけで、マニアックな「ネオクラシックレーサー」のラジコンが誕生した。
クルマ好きならグッとくる、国内外のさまざまなモデルをラジコン化しているミニッツシリーズ。今回、ホンダアクセスの働きかけで、マニアックな「ネオクラシックレーサー」のラジコンが誕生した。拡大
フェンダーのリベットやボンネット固定ボルトなど、ディテールもリアルに再現されている。
フェンダーのリベットやボンネット固定ボルトなど、ディテールもリアルに再現されている。拡大
こちらは実車の「モデューロ・ネオクラシックレーサー」。2019年に発表された、「ホンダS660」ベースのカスタマイズカーである。
こちらは実車の「モデューロ・ネオクラシックレーサー」。2019年に発表された、「ホンダS660」ベースのカスタマイズカーである。拡大
「モデューロ・ネオクラシックレーサー」のコックピット。MOMOのクラシカルなステリングホイールやロールケージが装着されている。
 
「モデューロ・ネオクラシックレーサー」のコックピット。MOMOのクラシカルなステリングホイールやロールケージが装着されている。
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実車のほうは、シートのデザインもクラシック。小物のヘルメットも凝っている。
実車のほうは、シートのデザインもクラシック。小物のヘルメットも凝っている。拡大
「モデューロ・ネオクラシックレーサー」のリアビュー。
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「ミニッツ ネオクラシックレーサー」は、プロポ(送信機)も含めたオールインワンセットで販売される。価格は2万5300円。
「ミニッツ ネオクラシックレーサー」は、プロポ(送信機)も含めたオールインワンセットで販売される。価格は2万5300円。拡大

言い出しっぺはホンダアクセス

2021年3月にメディアが一斉に報じた、「ホンダS660」生産終了! のアナウンス。その発令にリアクションした多くの潜在ファンがディーラーへ注文に走ったこと、同年11月に650台もの台数が追加生産決定されたこと、そのいずれの出来事も記憶に新しい。他をもって代えがたい、オンリーワンな軽スポーツカーへのパッションが垣間見えたエピソードだった。

今回、そんなS660のカスタマイズカー「モデューロ・ネオクラシックレーサー」がラジコンカーとなって発売された。ホンダの純正アクセサリーブランドであるホンダアクセスとラジコンメーカー大手の京商が手を組んで実現した製品、その名も「ミニッツ ネオクラシックレーサー」。2019年の東京オートサロンに出展されたネオクラシックレーサーのフォルムをそのまま27分の1スケール(ボディーサイズ:全長×全幅×全高=150×70×50mm、ホイールベース:94mm)で再現したラジコンカーだ。

ミニッツは、「インドアで楽しめる手のひらサイズのラジコンカー」をコンセプトに掲げて1999年に誕生した、京商製品のなかでも人気を誇るシリーズ。そのミニッツにS660ベースのカスタマイズカーを加えるというプロジェクトは、ホンダアクセスが京商に声をかけるかたちでスタートしたという。

「ホンダ車とユーザーさんの接点を広げるためのアイデアです。ラジコン好きとクルマ好きは重なりますからね」と、ホンダアクセス広報担当の石川伸子氏は語る。

今回ラジコン化されたネオクラシックレーサーのミニッツはAWD(全輪駆動)シャシーを採用する、専用タイヤ装着済みの“ドリフト専用モデル”なのだが、それには「ビギナーがおウチのフローリングでも楽しく遊べるように」という意図がある。ミニッツは、タイトなスペースでも自在なドリフト走行が可能なのだ。

ベースモデルのS660とは大きく異なるクーペボディーに、シルバーやブラックの塗り分け、メッキ&ブラック塗装のホイール、ボンネットを固定するベルトやフロントフェンダーのリベットなど、リアルな再現性もセリングポイントとなっている。

プロポ(送信機・Syncro KT-531P)を含むオールインワンのキットであるミニッツAWD レディセット ネオクラシックレーサーの価格は2万5300円。キット以外に必要なものは単4電池8本(送信機側4本、車体側4本)だけで、購入できるのはホンダアクセスPayPayモール店のみとなる。

(文=宮崎正行/写真=宮崎正行、ホンダアクセス、webCG)

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