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BEST BUY 2022 カーナビ | ケンウッド MDV-M909HDF

「彩速ナビ」の進化が止まらない 2022.07.11 Gear Up! 2022 Summer 尾澤 英彦 ケンウッドの「MDV-M909HDF」はフローティングタイプのトップモデルだ。2022年モデルではスマートフォンとのワイヤレスミラーリングに対応したほか、最新のドライブレコーダーとの連携が可能に。いわばエンタメとセーフティーのレベルが格段に進化しているのだ。

豊富なラインナップのトップモデル

ケンウッドのカーナビは大きく分けて上級モデルのTYPE Mと普及モデルのTYPE S、エントリーモデルのTYPE Lの3種類。そのなかで今回注目したいのがTYPE Mだ。インダッシュ型とフローティングタイプのふたつの9V型大画面モデルがあり、フローティングモデルがMDV-M909HDF。機械部分をダッシュボードの2DINスペースに装着、9V型のモニターパネルはそこから突き出るように、まさに宙を浮く感じで支えられる。ダッシュボードに2DINスペースがあれば、多くのクルマで9V型大画面が楽しめる、それがフローティングモデルのメリットである(300車種以上に取り付け可能<ケンウッド調べ>)。MDV-M909HDFは手動でモニターパネルの角度調整ができるので、日差しが画面に反射して見えにくい時でも、これを使って見えやすい位置に調整できる。これも長所だ。

彩速ナビと2カメラドライブレコーダー「DRV-MN970」やデジタルルームミラー型ドライブレコーダー「DRV-EMN5700」と連携すれば録画映像にナビの高精度な位置情報を記録することが可能。また録画映像を4倍まで拡大することもできる。
彩速ナビと2カメラドライブレコーダー「DRV-MN970」やデジタルルームミラー型ドライブレコーダー「DRV-EMN5700」と連携すれば録画映像にナビの高精度な位置情報を記録することが可能。また録画映像を4倍まで拡大することもできる。拡大

2022年モデルはここが変わった

ケンウッドのナビは自車位置精度の高さ、道案内の的確さで評価が高い。それは基本性能が優れているからで、何より他を圧倒するレスポンスのよさがそれを証明している。地図の移動やスクロール、縮尺の切り替えなどでストレスを感じることはまずないと言ってよい。しかもHDパネルの採用で描画は極めて高精細。「彩速ナビ」のニックネームはだてではないのだ。

再生音楽の音質も抜群にいい。カーナビでハイレゾに真っ先に対応したのはケンウッドなのだが、いいものを求める積極姿勢は2022年モデルでも健在で、今回も見るべきものがふたつあった。そのひとつが映像の楽しみ方を広げたワイヤレスミラーリング、もうひとつが最新ドライブレコーダーとの優れた連携。エンタメとセーフティーの度合いが格段に高まっている。

AndroidスマートフォンとナビをWi-Fi接続してワイヤレスミラーリングを実現。YouTubeや人気の動画配信サービスをナビの大画面で楽しめる。
AndroidスマートフォンとナビをWi-Fi接続してワイヤレスミラーリングを実現。YouTubeや人気の動画配信サービスをナビの大画面で楽しめる。拡大

ワイヤレスミラーリングとは?

ミラーリングとはPCやスマートフォンの画面を別のモニターでも映し出すことだが、2022年型TYPE Mに採用されたワイヤレスミラーリングではAndroidスマートフォンの映像をナビ画面でも見られるようにした。ワイヤレスだからケーブルを使わずに両者をWi-Fiでつないでいるところがミソだ。映像はスマホに保存したものだけでなく、ストリーミング動画配信の映像でもOK。一般的なスマートフォンだと画面サイズは6.7インチ程度だから見られる人数も限られるが、MDV-M909HDFの9V型大画面なら大勢で映像を楽しめるはずだ。

スマホとの連携でできることがもうひとつ。音楽CDのタイトル情報やアルバムの画像を即座に入手して画面表示することができる。情報の提供元が最新コンテンツに対応していれば発売直後の新譜であっても表示可能だ。

MDV-M909HDFはケンウッドのナビ連携ドライブレコーダーと組み合わせることで、これまでにない安心機能を手に入れることができる。リアカメラの映像を常時表示するデジタルルームミラー型ドライブレコーダー「DRV-EMN5700」との組み合わせも可能。
MDV-M909HDFはケンウッドのナビ連携ドライブレコーダーと組み合わせることで、これまでにない安心機能を手に入れることができる。リアカメラの映像を常時表示するデジタルルームミラー型ドライブレコーダー「DRV-EMN5700」との組み合わせも可能。拡大

ドライブレコーダー連携のメリット

ドライブレコーダーとナビとの連携は珍しいものではないが、その多くはドライブレコーダーが録画した映像をナビの画面で見たり、撮影地点を地図の上に表示する程度だった。MDV-M909HDFをはじめとする2022年型ケンウッド・ナビでは同社のドライブレコーダーと連携することで、録画中の映像でもナビの画面に表示することができる。また、録画済みの映像を再生しながら自車の走行位置や走行軌跡を同時に確認できるのも特徴。これはナビの高精度な自車位置情報をドライブレコーダーでも共有できるようにしたたまもので、これにより事故の際など万が一の時でも、極めて客観性の高い検証データとして利用できるだろう。

(文=尾澤英彦)

問い合わせ:JVCケンウッド 0120-2727-87

ダッシュ埋め込み型のナビとくらべると一段手前に装着されるので、画面はより大きく、操作はよりしやすくなる。
オープン価格(市場推定価格:16万3000円前後)
ダッシュ埋め込み型のナビとくらべると一段手前に装着されるので、画面はより大きく、操作はよりしやすくなる。
	オープン価格(市場推定価格:16万3000円前後)拡大
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