「ランボルギーニ・ウルス」に最高出力666PSの高性能モデル「ペルフォルマンテ」登場

2022.08.20 自動車ニュース webCG 編集部

アウトモビリ・ランボルギーニは2022年8月19日(現地時間)、米カリフォルニアで開催されている自動車イベント「モントレーカーウイーク」において、「ウルス ペルフォルマンテ」を発表した。

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ロー&ワイドな迫力ある姿に

ランボルギーニ・ウルス ペルフォルマンテは、2017年に登場したハイパフォーマンスSUV「ランボルギーニ・ウルス」の高性能バージョンであり、今回、ベース車のマイナーチェンジに合わせて追加設定されたモデルだ。

ボディー、足まわり、パワーユニットと全方位的に改良を受けており、エクステリアではエアロダイナミクス性能を高めるべく、各所に専用の空力パーツを採用。フロントまわりでは、ドラッグ低減のために気流をフロントホイールの上へと流すエアカーテンを設けたほか、新形状のエアインテークとボンネットのエアアウトレットにより、空力効率の改善とエンジン冷却性能の向上を図っている。一方、車体後方にはリアダウンフォースを38%増加させるウイングを装着しており、車両全体では8%ダウンフォースが増しているという。また新形状の前後バンパーやフロントスプリッター、ボンネット、ディフューザー、ホイールアーチなどはいずれも軽量なカーボンファイバー製で、オプションでカーボンルーフも用意されている。

足まわりにも大きく手を加えており、トレッドを16mm広げるとともに、スチールスプリングの採用により車高を20mm低めている。ホイールは23インチもしくは鍛造の22インチで、軽量なチタンボルトでハブに固定。タイヤは同車専用設計の「ピレリPゼロ」で、ハイグリップタイヤ「Pゼロ トロフェオR」をベースに開発されたものとなっている。

パワーウェイトレシオは3.2kg/PS

4リッターV8ツインターボエンジンについては、850N・mの最大トルクはベース車と同じだが、最高出力は650PSから666PSに向上。47kgの軽量化とも相まって、3.2kg/PSというパワーウェイトレシオを実現した。動力性能については、0-100km/h加速が3.3秒、0-200km/h加速が11.5秒、最高速が306km/h、100-0km/h制動距離が32.9mと公称されている。

このほかにも、操舵系ではフロントホイールステアリングのキャリブレーションにより、正確なインプットとダイレクトなフィードバックを追求。リアホイールステアの介入を早めることで、ターンインにおける敏しょう性の向上も図っている。

ドライブモードセレクター「TAMBURO」も改良されており、「STRADA(ストラーダ)」「SPORT(スポルト)」「CORSA(コルサ)」に加え、新たに「RALLY(ラリー)」を追加。ダート路でもハイパフォーマンスSUVならではのスポーツ性能を楽しめるようになったという。

価格は、イタリア本国で21万5261ユーロ(約2950万円、1ユーロ137円で換算)、米国で26万0676ドル(約3520万円、1ドル135円で換算)。初回デリバリーは2022年内を予定しているというが、日本導入の有無やそのスケジュール、日本での価格などについては未定となっている。

(webCG)

ランボルギーニ・ウルス トロフェオ
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