第716回:【Movie】正式発表直前! 改良型「ランボルギーニ・ウルス」が米パイクスピークで新記録を樹立
2022.08.17 エディターから一言伊ランボルギーニが、ヒルクライムレースの舞台として知られる米コロラド州のパイクスピークにおいて、改良型「ランボルギーニ・ウルス」のプロトタイプモデルでタイムアタックを行った。
公開前のカムフラージュ用ラッピングに包まれたウルスのハンドルを握ったのは、シモーネ・ファッジョーリ氏。彼はピレリのテストドライバーであり、パイクスピークヒルクライムの2018年RWD記録保持者である。
マイナーチェンジ発表前の車両であったため改良型ウルスは今回の公式レースには参加できなかったが、レースと同じようにオフィシャルスタッフがこのチャレンジのタイムキーパーを務めたという。
ファッジョーリ氏が乗るウルスは、標高2862mの地点からスタート。約20kmにわたって曲がりくねる156のカーブに挑み、平均勾配7%の山岳路を1439m登り、標高4302mのフィニッシュラインを10分32秒046のタイムで通過した。
このタイムは、2018年に「ベントレー・ベンテイガ」が記録した10分49秒902を17秒も上回るものとなった。
ウルスがタイムアタックを行う映像は、ダイナミックでスピード感にあふれている。迫力あるウルスの走行シーンとパイクスピークの雄大な景色に感心していると、途中でコースアウトするシーンが車載カメラの映像として映し出され、思わず声が漏れそうになるのでご注意を。
◆ランボルギーニ・ウルスが米パイクスピークでタイムアタック
(文=櫻井健一/映像=アウトモビリ・ランボルギーニ)

櫻井 健一
webCG編集。漫画『サーキットの狼』が巻き起こしたスーパーカーブームをリアルタイムで体験。『湾岸ミッドナイト』で愛車のカスタマイズにのめり込み、『頭文字D』で走りに目覚める。当時愛読していたチューニングカー雑誌の編集者を志すが、なぜか輸入車専門誌の編集者を経て、2018年よりwebCG編集部に在籍。
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