ホンダが新型「シビック タイプR」を発売 価格は499万7300円

2022.09.01 自動車ニュース webCG 編集部
ホンダ・シビック タイプR
ホンダ・シビック タイプR拡大

本田技研工業は2022年9月1日、新型「ホンダ・シビック タイプR」を同年9月2日に発売すると発表した。

 
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目指したのは「速さ」と「ドライビングプレジャー」の両立

ホンダ・シビック タイプRは、Cセグメントハッチバック車「シビック」をベースに動力性能を高めたFFのハイパフォーマンスモデルである(参照)。今回の新型では、スポーツモデルの本質的価値である「速さ」と「ドライビングプレジャー」を同時に追求。その概要は2022年7月の世界初公開時に発表されていたが、今回、エンジン性能を含むより細かな情報が明らかにされた。

動力性能を高めるべく進化したエンジンと足まわり

パワーユニットは2リッター直4直噴ターボエンジンで、ターボチャージャーの刷新などにより、先代モデルより10PS高い330PSの最高出力と、20N・m大きい420N・mの最大トルクを実現。1430kgの車両重量とも相まって、パワーウェイトレシオも先代より優れた数値となった。また、このエンジンを効率よく冷やすべくフロントグリルを大型化したほか、ラジエーターの有効開口面積も先代比で48%拡大。取り込んだ空気を、コアサイズを拡大しファン能力を向上させたラジエーターに通し、ボンネットに開けたフードベントから排出するエアフローレイアウトとすることで、排熱と空力性能の向上を図っている。 

足まわりは前がマクファーソン式、後ろがマルチリンク式で、フロントには先代と同じくデュアルアクシスストラットサスペンションを採用。タイヤサイズは265/30ZR19と先代より幅広で、特別なコンパウンドを用いたミシュラン製の専用タイヤにより、ウエット性能や耐摩耗性能を保ちつつ、優れたドライグリップ性能も獲得したとされる。これに組み合わせるホイールには、一般的なものに対してインナーとアウターのリム形状を反転させた「リバースリム構造」を採用。ホイールイン側のゆがみを低減し、旋回時や加減速時にタイヤ内側の接地圧を安定させることで、さらなる接地性の向上を図っている。 

制動装置については、先代と同じくサーキットでも安定した操作フィールを提供する2ピースディスクブレーキシステムを採用。マスターパワーの特性を変更することで、幅広い速度域においてコントロール性の向上を図っている。またブレーキへの導風効率を高めることで、サーキットでの連続走行時における温度上昇を低減。安定したブレーキ効力と耐フェード性を実現したという。 

操作フィールと迫力のあるサウンドで“気持ちよさ”を追求

ドライビングフィールに対する強いこだわりも新型タイプRの特徴で、エンジンに関しては緻密に設定されたECUのマッピングなどにより、ペダル開度に対するレスポンスを向上。「まるで足裏に吸いつくようなアクセルワーク」を実現したとされる。4輪独立電子制御ダンパー「アダプティブ・ダンパー・システム」についても、ロール/ピッチだけでなくバネ下加速度も加えた制御を行うことで、荒れた路面でも操作性が失われない、一体感とダイレクト感のあるハンドリングを追求している。

さらにレブマッチングシステム付きの6段MTについては、「究極のシフトフィール」を目指してシフトレバー構造を新設計。レバーの高剛性化と横方向のガタの排除によってダイレクト感と節度感を向上させたほか、リンク構造やシフトゲート形状の最適化により、5速から4速といった“斜めシフト”時のスムーズネスも改善しているという。

スポーツモデルならではのエンジンサウンドにもこだわっており、エンジン回転上昇時の中周波音を増強して、迫力ある排気原音を追求。車外騒音法規を満たしながらエンジンの出力向上と刺激的な排気サウンドを実現すべく、サイレンサーの中央配管にはアクティブエキゾーストバルブ機構を設置した。さらに、駆動力レスポンスに呼応する気持ちいいエンジンサウンドを演出する「アクティブサウンドコントロールシステム」も搭載。自然吸気時代の「VTEC」エンジンを思わせる、伸びやかなサウンドをつくり上げたという。

伸びやかで流れるようなスタイリングにも注目

先代とは趣を異にする、伸びやかなスタイリングも新型タイプRの特徴だ。ボディーサイズは全長×全幅×全高=4595×1890×1405mmと、専用の外装パーツによりベース車から全長と全幅が拡大。エクステリアはロー&ワイドを強調したデザインとなっており、サイドシルガーニッシュやリアスポイラーなどで空力性能の向上を図っている。また、ワイドなタイヤを収めるフェンダーはボディーと一体化した造形とし、流れるようなサイドビューを実現した。

一方インテリアでは、赤と黒のハイコントラストによって「クルマに乗り込むときの高揚感と運転時の集中できる空間」を表現。ドライバーが運転に集中できるよう直感認知性にも配慮しており、ノイズレスな視界を実現するべく、インストゥルメントパネルには反射を抑えた偏光ガンメタリック塗装を採用している。 

ボディーカラーは「チャンピオンシップホワイト」「ソニックグレー・パール」「クリスタルブラック・パール」「フレームレッド」「レーシングブルー・パール」の5種類で、ソニックグレー・パールのみ3万8500円の有償色となる。

新型ホンダ・シビック タイプRの価格は499万7300円。販売計画台数は月間400台とされている。

【主要諸元】

グレード名   シビック タイプR
基本情報 新車価格 499万7300円
駆動方式 FF
動力分類 エンジン
トランスミッション 6MT
乗車定員 4名
WLTCモード燃費(km/リッター) 12.5
最小回転半径 5.9m
エンジン 形式 直列4気筒DOHC
排気量 1995cc
最高出力 (kW[PS]/rpm) 243[330]/6500
最高トルク (N・m[kgf・m]/rpm) 420[42.8]/2600-4000
過給機 ターボチャージャー
燃料 ハイオク
寸法・重量 全長 4595mm
全幅 1890mm
全高 1405mm
ホイールベース 2735mm
車両重量 1430kg
タイヤ 前輪サイズ 265/30ZR19
後輪サイズ 265/30ZR19

(webCG)

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