日産は旧車を愛するオーナーのマイカーを展示【オートモビル カウンシル2023】
2023.04.14 自動車ニュース![]() |
日産自動車は2023年4月14日、千葉・幕張メッセで開催中の自動車イベント「オートモビル カウンシル2023」の会場で、日産創立90周年のロゴを発表した。
◆「オートモビル カウンシル2023」の日産の展示車を写真でチェック
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懐かしの「Z」と「パオ」のオーナーは20代!
今回の日産ブースの出展テーマは、2023年12月に同社が創立90周年を迎えることに合わせた「Love Stories with NISSAN Enjoy your favorite one in everyday life」というもので、自身のスタイルで日産車を愛し続けるオーナーたちの愛車を主役に展示を行った。
今回、オーナーとともに日産の展示に参加したのは、レストア作業が話題となった女優の伊藤かずえさんが所有する「セドリックシーマ」(1990年式)と、日産社員でもある丹呉いづみさんの「フェアレディZ Version S」(1998年式)、小池一博さんの「パオ」(1989年式)の3台だ。このほかにも、日産初の軽乗用電気自動車である「サクラ」や、「スカイライン2000GT」(1970年式)も展示された。
プレスカンファレンスに登壇した日産自動車グローバルブランドエクスペリエンス部の濱松幹昌部長は、「今年の展示テーマは『Love Stories with NISSAN』。これまでの90年間に生み出されたダットサン、日産、プリンス、インフィニティのクルマは、多くのお客さまの暮らしと大切な思い出を乗せて走ってきた。その多くが時代とともに消えていくなか、生きたまま現代に受け継がれる旧車たちは、歴代オーナーの愛の証しと感じている。また見る人にとっても、不思議な存在を感じさせてくれる旧車だと思う。過去の時代のクルマが現代のオーナーに再発見・再評価され、未来にわたり受け継がれる。これこそが、オートモビル カウンシルが掲げる『CLASSIC MEETS MODERN AND FUTURE』の究極の姿だと信じている」と述べ、日産車とオーナーの物語にスポットを当てる内容とした理由を説明した。
また濱松氏は、ヘリテージカーは大好きだがさまざまな理由で所有できない人に対して、日産でなにかできることはないかと考え、日産ヘリテージコレクションの1台であるスカイライン2000GTのフルレストアを実施(ブースに展示された車両)。公道での試乗体験を提供する取り組みに向け、準備を進めていることを明かした。
ゲストとして、愛車シーマとともに参加した伊藤かずえさんは、「平成2年から乗り続けている私のシーマをSNSに投稿したことがきっかけで、皆さんの声援もあり、日産さんがレストアを行ってくださり、新車のようになって帰ってきました。あれから1年半、まだ無傷です」と語って笑いを誘いつつ、「これからも大切に乗り続けていきます」と宣言。日産に加え、声援を送ってくれたクルマ好きやファンに向けて感謝の気持ちを述べた。
またブースでは、小池さんと丹呉さん、伊藤かずえさんによる、日産旧車オーナーがマイカーのエピソードを語るトークイベントも開催された。その模様はYouTubeでも配信されており、イベント後も日産自動車公式チャンネルで閲覧可能だ。
(文=大音安弘/写真=大音安弘、webCG/編集=堀田剛資)
◆画像・写真:「オートモビル カウンシル2023」の会場から(日産自動車)
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