これがおすすめ！ トヨタ車体の体験型展示「Back to Kids!」：車内で味わう非日常【ジャパンモビリティショー2023】

トヨタ車体ブースの一角に設けられたコーナー。

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何の変哲もないミニバンの車内……と思いきや、よく見てみれば、何かが変！ ジャパンモビリティショー2023におけるトヨタ車体の展示物は、みんなで笑えて楽しめる、ユニークなものだった。

近づいてみれば、ミニバンの室内の再現サンプル。シートは立派だが、それ以外に特筆すべき点はない。

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ところが、平均身長の成人女性が座ってもこんな感じになる。室内が通常の1.7倍でつくられているのだ。抱えているフライドポテトはさすがに大きすぎる気がするが（笑）。

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脇に掲げられた体験フロー。

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ひょっとしてデカくない？

「ノア／ヴォクシー」「アルファード／ヴェルファイア」などのミニバンや「ハイエース」などの商用バンを開発・生産しているトヨタ系ボディーメーカーのトヨタ車体。そのブースの一角に設けられていた、ミニバンの室内を再現したコーナー。遠目には車内における新たなエンターテインメント装備の体験コーナーの類いかと思った。

しかし近づいてみると、「シートがデカッ！」。脇に記された「Back to Kids!」の意味するところがようやくわかった。室内が通常のミニバンの1.7倍の大きさでつくられているのだ。そこに座ることで子供の目線でミニバンの広さを感じて、子供の気分に戻ってください、というわけなのである。

写真の女性は日本人女性としては平均的な身長の持ち主とおぼしきトヨタ車体のスタッフだが、ここに座ればご覧のような状態となる。展示パネルによれば、周囲のエフェクトといっしょに記念撮影もできるようだ。

『ガリバー旅行記』的な発想そのものはシンプルとはいえ、なかなか思いつかないアイデアだろう。スタッフに勧められて座った取材陣も、照れ笑いを浮かべながら記念写真を撮ってもらっていた。大人にとっては看板どおり童心に帰って、いっぽう子供にとってはそれこそ大人国に行ったガリバーの気分を楽しめる展示だと思う。

（文と写真＝沼田 亨）

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