【Gear Up!】Wheel Catalog
ホイールカタログ 2023.12.11 Gear Up! 2024 Winter クルマは十年一日のごとく進化していくが、それは足元を飾るホイールも同じ。BBSとENKEI、MOMO、RAYSの最新コレクションは、いずれも高度なテクノロジーによって軽さと強度、そして美しさをすべて実現した優れものばかりだ。BBS | FI-R Evo
高剛性と軽量化の最適解
自動車レースの最高峰であるF1をはじめ、モータースポーツの世界でその性能を常に磨き続けているBBS。市販車向けアルミホイールでも圧倒的な人気を誇る彼らが、スポーツカーの走りをさらに究めるためにつくり上げたのが、アルミ鍛造1ピースホイールのFI-Rである。
「強靱(きょうじん)でありながら、軽さを磨き抜く」という彼らのコンセプトを高い技術力で実現するこのピュアスポーツホイールは、クロススポークの側面形状を最適化するとともに、穴あけ加工することで、強度と軽さを極めて高いレベルで両立。そのデザインは、まさに無駄を排した機能美といえるものだ。
そんなFI-Rの進化版であるFI-R Evoが登場。112mmのPCDを採用する最新版のBMW M3(G80)/M4(G82)向けに設計を見直し、高い荷重に対応できるよう、さらに適切な穴あけ加工を施しながら、剛性と軽量化の最適解を求めたのが特徴だ。2024年2月にリリース予定で、同年の春にはポルシェ911(992)用にセンターロック仕様を追加予定。対象車種のユーザーには登場が待ち遠しいモデルだ。
BBS | RT-X
待望のハイエース用鍛造2ピース
東京オートサロン2022でプロトタイプを披露して以来、ハイエースユーザーが製品化を心待ちにしていたのが、アルミ鍛造2ピースホイールのRT-Xだ。モータースポーツに裏づけられた技術により、JWL-T基準をさらに上回る性能を実現。そのスタイリッシュなデザインがハイエースの足元を引き締める。
(文=生方 聡)
問い合わせ:BBSジャパン
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ENKEI | Racing RPF1
色あせない魅力と性能
2002年の発売から20年を経過してもなお、世界中で高い人気を誇るエンケイを代表するモデルがRacing RPF1。フォーミュラ1のホイールがルーツの2×6マルチスポークデザインにより、強度と剛性、軽量化を高い次元で両立したハイパフォーマンススポーツホイールである。
モータースポーツで培った技術は、独自のリム形状にも注がれている。鍛造ホイールに迫る材料強度を実現するとともに、リムの薄肉化による大幅な軽量化を達成する「MAT PROCESS」により、リム部にメタルフローを形成することで、ホイール全体の機械的性質を向上。これにより、軽量と高強度をさらに高い次元で両立することに成功した。応力分散やブレーキ放熱に優れる2×6マルチスポークデザインと独自のリム形状により、軽量化を実現するのも見逃せない点だ。
現在では、このRPF1をベースに、アウターリム部に「MAT RS」技術を織り込んだディープリムデザインのRacing RPF1 RS 18インチや、クロスカントリーホイールのALLROAD RPT1などへと発展。今後の進化やバリエーション拡大も楽しみである。
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ENKEI | Racing Revolution RM-F1
洗練のフラッグシップホイール
ハイパフォーマンススポーツホイールの代名詞であるRPF1を発展させ、完全受注生産システムのエンケイ最高峰モデルとして登場したのがこのRM-F1。RPF1の2×6マルチスポークを受け継ぎながら、鍛造削り出しディスクによりシャープさを極めた。CAE解析技術によりブラッシュアップされ、最適化されたスポークレイアウトにも注目だ。
(文=生方 聡)
問い合わせ:エンケイ
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MOMO | RF-01
定番ゆえの安心感
クルマ好きなら誰もが知るイタリアのブランドがMOMO。代名詞のステアリングホイールに加えて、シフトレバーやレーシングギア、さらにはアルミホイールが人気を集めている。
なかでも1970年代から製造しているストリート用のアルミホイールは、その高い技術と、MOMOならではのイタリアンデザインが楽しめるのが特徴だ。このうち、鋳造後に鍛造の技術によりリム部分を圧延加工することで、高い強度の確保と軽量化を両立する「ロータリーフォームド」技術でつくられるのがRFシリーズだ。その代表的モデルとして日本でも2018年から販売がスタートしたRF-01。伸びやかで彫りの深いツイン5スポークのデザインは見る角度により表情を変え、スポーツモデルのみならず、SUVでもそのエクステリアを際立たせてくれる。サイズは19インチと20インチを設定し、スターダストグロッシーブラックに加えて、ゴールデンブロンズとチタンアイスの3色からお好みのカラーが選択できる。
スポーティーさと優雅さを兼ね備えるイタリアンデザインで、愛車の足元を彩りたい人にはぜひおすすめの逸品である。
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MOMO | RF-04
力強さの源
RF-01同様、「ロータリーフォームド」製法によりつくられたのがRF-04。ヨーロッパホイールの定番といえる5交点スポークデザインを採用しながら、センターに急角度で落とし込まれるスポークラインとすることで力強さを強調。パワフルさを際立たせたい輸入車オーナーに打ってつけのモデルだ。
(文=生方 聡)
問い合わせ:モモジャパン
03-5716-3501
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RAYS | G025GC
強さのアピールは足元から
「The concept is racing.」を掲げるレイズにおいて、鍛造スポーツホイールの最高峰に位置づけられるのがVOLK RACINGだ。そのなかで、性能と美しさを高い次元で両立し、新しい価値を提供するのがGシリーズであり、登場以来、高い人気を誇るのがG025である。普遍的な2×5スポークデザインを見直すことで、Gシリーズにふさわしい機能と美しさを高い次元で両立。その高性能は長年レースで培った技術に支えられている。
この人気モデルをデザインベースに、最重量級車をターゲットにしたG025GCが新たに追加となった。G025の特徴的なデザインを受け継ぎながら、最重量級車の足元にふさわしい22インチへと進化。各部の設計を見直すことでヘビーなボディーを余裕で受け止める高い性能を獲得。G025に比べて大きく開けられたウェイトレスホールを採用する一方、幅が太く武骨なデザインのスポークは、シャープな仕上げとあいまって立体感とエッジ感を強調し、デザインのうえでも強さをアピールする。レイズの鍛造ホイールならではの強さと美しさを兼ね備えたG025GCは、ハイパフォーマンスSUVなどのユーザーにとって見過ごせない存在になりそうだ。
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RAYS | CE28N-plus
軽さだけじゃない魅力を付加
VOLK RACINGにおいて、最強の剛性を誇るTE37と対をなすのが、軽量化を追求したCE28N。この人気モデルが、車両の重量増加やハイパワー化に対応すべく生まれ変わったのがCE28N-plusだ。従来のデザインを踏襲しながら設計を全面的に見直すことで、鍛造最軽量でありながら、強度・剛性を大幅に改良した。
(文=生方 聡)
問い合わせ:レイズ

生方 聡
モータージャーナリスト。1964年生まれ。大学卒業後、外資系IT企業に就職したが、クルマに携わる仕事に就く夢が諦めきれず、1992年から『CAR GRAPHIC』記者として、あたらしいキャリアをスタート。現在はフリーのライターとして試乗記やレースリポートなどを寄稿。愛車は「フォルクスワーゲンID.4」。
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